青森県音楽資料保存協会

事務局日記バックナンバー

<2016年3月>

(1045)青森県の祭り・行事 その69
(1046)青森県の祭り・行事 その70
(1047)青森県の祭り・行事 その71
(1048)青森県の祭り・行事 その72
 
(1045)青森県の祭り・行事 その69 2016年 3月10日(木)
【祭り・行事の名称】

 夜店まつり



【調査地区名】

 木造村



【所在地】

 つがる市木造



【実施日】

 7月22、23日



【実施主体】

 つがる市商工会



【中心になる場所】

 つがる市木造 三新田神社と商店街



【祭り・行事の概要】

 古くから三新田神社の宵宮として周辺の村から多くの参拝者があり露店並ぶなどして賑わってきた。
 昭和40年代から夜店まつりとして商店が主体に行うようになっいる。
 現在は水虎様の宵宮、三新田まつりに続いて行われる行事として定着している。夕涼みがてら家族連れで三新田神社にお参りし、夜店で買い物をする人々の姿が目立つ。周辺の集落からも人々が押し寄せ、商店街は歩行者天国となる。主体は商業のイベントであるが、宵宮と結びついて、この地方の特色ある行事の一つとなっている。


(つづく)
 
(1046)青森県の祭り・行事 その70 2016年 3月16日(水)
【祭り・行事の名称】

 虫送り



【調査地区名】

 館岡村



【所在地】

 つがる市木造菰槌



【実施日】

 田植え終了後



【実施主体】

 菰槌子供会(変更前:青年団)



【中心になる場所】

 つがる市木造菰槌 神社及び集落のはずれ



【祭り・行事の概要】

 集落全部の田植えが終わったあと、青年団によって日が決められる。費用は毎戸から戸数割りと反別割りで集められる。
 まず昨年の虫をおろして焼却し、木の頭(龍体)に藁で胴体が作られる。その長さは4、5mぐらい。ほかに1mくらいの蛇体の小さなものもいくつか作られる。神主(仮装)、権現様、荒馬、太刀振り、傘装、虫、それに虫除けの札を配る者が続き、集落内を演じながら行進し、村はずれの木に虫をかける。
 虫札は神社から出されるもので、各戸4、5枚ずつ配ると米、餅、賽銭などがあがる。そのあと集まって酒盛りとなる。行事は5年ほど前から途絶えている。



(つづく)
 
(1047)青森県の祭り・行事 その71 2016年 3月21日(月)
【祭り・行事の名称】

 地蔵様



【調査地区名】

 館岡村



【所在地】

 つがる市木造館岡



【実施日】

 旧6月23日



【実施主体】

 特に決まっていない



【中心になる場所】

 つがる市木造亀ヶ岡付近(賽の河原)



【祭り・行事の概要】

 天明・天保の飢饉ため、沢山の飢餓者が出た。その供養のため、地蔵が建立されたと伝えられる。後に早世する子供・水のために(死んだ子供のために)たくさんの地蔵が建立された。
 例年地蔵様の宵宮、お盆などは地蔵が化粧され、新しい着物に着替えさせられる。ろうそくが灯され、線香の香が漂う中参詣が行われる。



(つづく)
 
(1048)青森県の祭り・行事 その72 2016年 3月23日(水)
【祭り・行事の名称】

 水虎様の宵宮



【調査地区名】

 出精村



【所在地】

 つがる市木造永田



【実施日】

 旧6月21日



【実施主体】

 水虎様講中



【中心になる場所】

 つがる市木造永田 古田川沿いの祠の前



【祭り・行事の概要】

 明治10年代、実相寺住職によって始められ、明治37年(1904)に高橋卯市氏が祀った。息子が水神様に誘われているとの託宣により水難除けに建立した。
 現在はT家を中心に守られているが、例年宵宮には10本ほどの旗を立て、講中で拝んでから会食している。一般の参詣はほとんどない。



(つづく)


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