(1064)青森県の祭り・行事 その88 |
2016年 8月 3日(水) |
【祭り・行事の名称】
大間越 ヤヌカケ
【調査地区名】
岩崎村2
【所在地】
西津軽郡深浦町大間越
【実施日】
旧7月28日〜8月1日(変更前:旧7月28日)
【実施主体】
大間越郷土芸能保存会
【中心になる場所】
深浦町大間越
【祭り・行事の概要】
山かけの8日前から登山する若者達が稲荷神社の社殿に集まり、禊をするための合宿に入る。
朝と晩に笛、太鼓で津梅川に下り全身を7日間洗い清め、登山当日の朝、家に帰り「山かけ」の支度にかかる。
参拝後、下山の時、五葉松とトウキの葉を採り、それを両手にかざして頬被りをし山かけ踊りをしながら帰る。頂上の清水を汲んできた若者達が山に行けなかった家に配る。
(つづく)
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(1065)青森県の祭り・行事 その89 |
2016年 8月14日(日) |
【祭り・行事の名称】
大間越獅子舞
【調査地区名】
岩崎村2
【所在地】
西津軽郡深浦町大間越
【実施日】
旧8月15日
【実施主体】
郷土芸能保存会
【中心になる場所】
深浦町大間越 集会場、神社、寺、墓地
【祭り・行事の概要】
大間越の獅子舞は由来として寛永年間(1624〜1644)に弘前から伝わったと言われているが宝暦年間(1751〜1764)に弘前藩大間越関所を守る役人が津軽のおはま(現在の青森市油川)から伝えられたとも言われており、定かでない。
毎年旧盆には必ず神社、寺、墓地等で踊られており、昭和51年、岩崎村指定、平成7年青森県無形民俗文化財に指定されている。俗化されず、素朴な姿で残され貴重な価値があると言われている。県下獅子踊大会で優勝もある。
(つづく)
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(1066)青森県の祭り・行事 その90 |
2016年 8月16日(火) |
【祭り・行事の名称】
迎え火・送り火
【調査地区名】
森田村
【所在地】
つがる市大字森田、山田、床舞、大館、中田
【実施日】
8月13〜20日
【実施主体】
村内各戸別
【中心になる場所】
つがる市森田町、山田、床舞、大館、中田 各戸の門前の道ばた
【祭り・行事の概要】
お盆期間中の8月13〜20日までの8日間、夕方6時〜7時までの時間毎日迎え火をたく。
火は一斗缶や金属製なべの中に割り箸やリンゴの木の枝などの木材や、ダンボール紙、最近では迎え火用に店で売られている木材などを用い火をつけている。点火方法等に特に特徴はない。
(つづく)
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(1067)青森県の祭り・行事 その91 |
2016年 8月21日(日) |
【祭り・行事の名称】
百万遍(ひゃくまんぺ)
【調査地区名】
森田村
【所在地】
つがる市森田町森田、山田、床舞、大館、中田
【実施日】
4月1日
【実施主体】
各集落の人だが主に女性
【中心になる場所】
つがる市森田町森田、山田、床舞、大館、中田のはずれにある「百万遍」の石碑
【祭り・行事の概要】
ムラから疫病神を追い払い、村に入れないように祈願する行事で多人数で百万遍用の大きな念珠を持ち、念仏を鉦のリズムに合わせながら唱える。
かつては年に2回、春と秋彼岸の一週間に行われたようだが、今は春1回、送り彼岸の日1日だけ実施している。
参加人数もかつては30〜40人(各集落で)集まったようだが、現在は10人ほどで、参加する人々の年齢も50代後半以降の人に限られているようだ。
大館集落の例を上げると、念仏は「なんまいだぶつ、なんまいだ」を繰り返す。また簡略化が進み村の両端にある百万遍石碑前で3回ずつ念仏を唱えて念珠をまわすというのが一般的で移動時間を含め、所要時間は1時間強である。
(つづく)
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