(1068)青森県の祭り・行事 その92 |
2016年 9月12日(月) |
【祭り・行事の名称】
どんど焼き
【調査地区名】
森田村
【所在地】
つがる市森田町、山田、床舞、大館
【実施日】
1月7日
【実施主体】
つがる市森田町森田、山田、床舞、大館住民
【中心になる場所】
つがる市森田町、山田、床舞、大館 森田久須志神社、床舞八幡宮神社
【祭り・行事の概要】
正月にお札や、七五三縄を神社境内にて焼く。
(つづく)
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(1069)青森県の祭り・行事 その93 |
2016年 9月13日(火) |
【祭り・行事の名称】
とうろう流し
【調査地区名】
森田村
【所在地】
つがる市森田町大館、床舞
【実施日】
8月20日
【実施主体】
鰺ヶ沢高沢寺の檀家
【中心になる場所】
つがる市森田町大館、床舞 鰺ヶ沢高沢寺
【祭り・行事の概要】
森田町西部の大館、床舞集落は、鰺ヶ沢高沢寺の檀家となっている家が多い(幕末〜明治初期に鰺ヶ沢から移り住んだ人が多いため)彼らは8月20日に高沢寺へ行き市販の灯籠を買い、それを漁船に載せて海に流す。
船は寺がチャーターしたもので乗船するのは寺の総代衆や、寺の係の人のみ。女性も乗船する。
昔は海に投じた灯籠は流しっぱなしであったが、現在では環境への配慮から灯籠が流れ着く先に船が待っていてこれを回収するそうだ。
鰺ヶ沢の他の寺の檀家になっている家でも、同じ日に同様な「とうろう流し」をするそうだ。森田町内では大館集落がこの行事が最も盛んである。
(つづく)
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(1070)青森県の祭り・行事 その94 |
2016年 9月17日(土) |
【祭り・行事の名称】
オシラサマ、シラガミサマ
【調査地区名】
森田村
【所在地】
つがる市森田町大館他
【実施日】
5月16日
【実施主体】
個人(以前:オシラ講(集団))
【中心になる場所】
つがる市森田町大館他 各個人宅、弘前久渡寺
変更前 輪番の当番の家
【祭り・行事の概要】
森田町の場合、御神体は1尺位の桑の木の先に男と女の顔を彫ったもの。男女1体ずつの2本である。普段は家の中におき床の間等に飾り、毎朝御飯を上げて拝んだものらしいが、今はそれをやっている人はほとんどいないらしい。
かつては「オシラ講」という集落単位での女性の集まりがあったというが現在は各集落で数人が個人的にお祀りしている。旧4月16日の弘前久渡寺の大祭の時等に年1〜3回、輪番の当番の家に集まり、オシラサマにお膳を供え、久渡寺にお参りしたそうだが、現在は個人が久渡寺の大祭の日にお参りに行ったり、オシラサマの衣装を取り替えに行くといった形態を取っているらしい。
(つづく)
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(1071)青森県の祭り・行事 その95 |
2016年 9月24日(土) |
【祭り・行事の名称】
地蔵さま
【調査地区名】
森田村
【所在地】
つがる市森田町大館他
【実施日】
7月23日(変更前:旧6月23日)
【実施主体】
集落の人々(中・老年の女性多)
【中心になる場所】
つがる市森田町大館他 各集落の地蔵堂、浄業寺
【祭り・行事の概要】
森田町では旧暦6月23〜24日に地蔵尊の例祭を浄業寺で行うが、大館、床舞では7月23日(新暦)に「地蔵さま」の祭りを各集落の地蔵堂でとりおこない、地蔵の着物をかえたり、餅を供えたりする。
山田集落では、特定の個人が毎年地蔵の着物を替え、餅や菓子を供えている。
かつては毎月23日に輪番制の家(宿:ヤド)に集まり、持ち込んだ手料理・菓子を食べ、雑談し、信仰と娯楽を兼ねたようなことが行われていたらしいが、担い手が高齢で後に続く人々もいないようなので10〜20年のうちに消滅する可能性がある。
森田町内では現在、床舞、大館集落の人々が比較的熱心にこの行事を行っている。
(つづく)
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