(1072)青森県の祭り・行事 その96 |
2016年10月 4日(火) |
【祭り・行事の名称】
十和田さま
【調査地区名】
森田村
【所在地】
つがる市森田町大館
【実施日】
旧4月19日
【実施主体】
大館集落住民
【中心になる場所】
つがる市森田町大館 十和田神社
【祭り・行事の概要】
現在は、集落の人々が、旧4月19日に、大館集落東南の狄ヶ館(エゾガタラ)溜池水門近くにある十和田神社に集まり、お参りをするだけだが、明治初期にはこれに合わせ草相撲や競馬があり、近郷近住からも人々が集まりにぎわいをみせたらしい。
また、水門のおとし口に注連縄をはり、サンゴをうって秋の豊凶を占ったらしいが、水門が改修されて以後これはやらなくなった。
(つづく)
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(1073)青森県の祭り・行事 その97 |
2016年10月10日(月) |
【祭り・行事の名称】
ヤマカケ、ツイタチヤマ
【調査地区名】
森田村
【所在地】
つがる市森田町大館〜中田
【実施日】
8月29日
【実施主体】
各個人
【中心になる場所】
つがる市森田町〜岩木山(岩木山神社)
【祭り・行事の概要】
岩木山の登拝行事現在は集落(床舞)で参加者を募る、旅行会社に個人や少人数の集団で参加申込をして参加するらしい。
装束はハンテンと白いズボンで、ツエや五色の幣帛をもち、笛や太鼓を鳴らしながら行く。何年かに1度行く人が多いが、床舞集落では集落として毎年ヤマカケを実施しており、町内で一番熱心に行事に参加している。
元来は集落単位で一団登拝し、お山参詣の数日前にムラ回りと称し、周辺のお宮を参詣したようだが、今はそれは行われず、一種の岩木山登山、観光といった趣きが強い。また、身内に不幸があった人は1〜3年はヤマカケに行かないそうである。
(つづく)
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(1074)青森県の祭り・行事 その98 |
2016年10月23日(日) |
【祭り・行事の名称】
七ヶ村(宮)参り 七ヶ村かげる 七ヶ宮参り
【調査地区名】
森田村
【所在地】
つがる市森田町大館〜中田
【実施日】
4月1日より前
【実施主体】
個人(以前:集落単位)
【中心になる場所】
つがる市森田町 各神社
【祭り・行事の概要】
昔七ヶ村昔は、村外の大きな神社を七ヶ所回る行事で。以前は年2回春、秋まわったが、今は春1回のみの実施で苗代の種下ろしの前に行われ、大館では七ヶ村参りが終わると、百万遍を行うらしい。
お参りは弁当持参で1日がかりで行われる。七ヶ村の「七」というのも、自分たちの村の宮を入れて「7」(大館)だったりそれをのぞいて「7」(山田)だったりする。
コースは大館の場合
@床舞
A森田
B近野(木造)
C十文字(木造)
D中福原(木造)
E三ッ舘(木造)
F大館
山田では
@十文字(木造)
A近野(木造)
B田屋敷(木造)
C相野(下相野・森田)
D中田(森田)
E吉野(森田)
F漆舘(森田)
G山田
である。
また、お宮をお参りする際、大館のように赤飯、お菓子、御神酒などを上げ、山田では最後のお宮で祈祷をする。
(つづく)
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(1075)青森県の祭り・行事 その99 |
2016年10月27日(木) |
【祭り・行事の名称】
津軽三十三霊場めぐり、観音様めぐり
【調査地区名】
森田村
【所在地】
つがる市森田町
【実施日】
農閑期
【実施主体】
個人の集団(以前:集落単位)
【中心になる場所】
つがる市森田町 津軽三十三霊場
【祭り・行事の概要】
元来は徒歩にて三十三霊場をまわったそうだが、現在は農閑期にマイクロバス等や車に乗り合いで1日〜数日かけて霊場をまわるそうで、観光的意味合いが強いようだ。
当村下相野(下相野高城八幡宮内)地区に第11番巡礼札授所があるが、お参りに関しては各札所で集印帳に宝印を押してもらうそうである。
(つづく)
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