(1212)青森県の祭り・行事 その236 |
2019年10月12日(土) |
【祭り・行事の名称】
地蔵様のヨミヤ
【調査地区名】
中郷村
【所在地】
黒石市小屋敷
【実施日】
6月23日
【実施主体】
小屋敷地区内の中高年の女性
【中心になる場所】
黒石市小屋敷地区内・同地区内の地蔵様のお堂
【祭り・行事の概要】
この地蔵様は男と女の地蔵様で、子供を助けるという。6月23日のヨミヤには地蔵様に新しい金襴の衣装を着せて、お膳を作って供える。また、お堂の前に赤地に地蔵尊の文字を白く染め抜いた旗を立てる。1週間前から小屋敷地区内をまわり、村の角はずれなどで数珠をまわす。10人ぐらいで「ナムアミダー ナムアミダ ナムアミダブツ ナムアミダ」と唱える。
地蔵様の維持は百万遍の会が中心となって行われており、1年に1回の地蔵様のヨミヤの時に町内から寄付を集め、およそ6万円くらいの予算で運営している。数珠、旗、お膳などの道具類は地蔵様のお堂に隣接する小屋にまとめて保管している。
(つづく)
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(1213)青森県の祭り・行事 その237 |
2019年10月12日(土) |
【祭り・行事の名称】
庚申サマ
【調査地区名】
六郷村
【所在地】
黒石市二双子
【実施日】
庚申の日
【実施主体】
二双子地区内の中高年の女性中心
【中心になる場所】
黒石市二双子地区内
【祭り・行事の概要】
庚申様の掛図を持ってる人たちを10人前後の2グループに分け、庚申の日に当番となった人の家に集まる。各自、おかずを1品ずつ作り、重箱に入れて自分の掛図とさい銭を持って夕方6時半ごろに集まる。当番の人の家に各自の掛図をさげて供え物をする。一同で「オコーシンデコーシンデマイタリマイタリソワーカ」と33回唱える。終わると御神酒をおろして御馳走になり、9時過ぎには解散する。「話は庚申サマの晩ゲ」といわれる。
1月の初めお庚申サマの時にはバケツに水を入れてひしゃくで家のできるだけ高い所に水をかける。火事にならないようにするという。なお、庚申様の大きな掛図は、当番が預かる事になってい。当番の人は庚申様の朝、各家をまわり呼びかける。
(つづく)
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(1214)青森県の祭り・行事 その238 |
2019年10月12日(土) |
【祭り・行事の名称】
百万遍
【調査地区名】
六郷村
【所在地】
黒石市高舘
【実施日】
春彼岸
【実施主体】
高舘地区の中高年の女性
【中心になる場所】
黒石市高舘地区内
【祭り・行事の概要】
春彼岸には高舘地区の端々数珠をまわして村を清め、交通安全や病気が入らないように祈る。だいたい20人くらいでまわり、「ナムアミダー ナムアミダ ナムアミダブツ ナムアミダ」と唱えながら数珠をまわす。7月23日は地蔵様のヨミヤでその3日前から3日間数珠をまわす。
なお、百万遍の中心となっている人はほとんどが和讃の講中に入っている人で、百万遍のあとにご詠歌をあげることもある。高野山金剛流御詠歌である。
(つづく)
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(1215)青森県の祭り・行事 その239 |
2019年10月12日(土) |
【祭り・行事の名称】
百万遍
【調査地区名】
六郷村
【所在地】
黒石市上十川
【実施日】
春彼岸・秋彼岸
【実施主体】
上十川地区の中高年の女性
【中心になる場所】
黒石市上十川地区内
【祭り・行事の概要】
春彼岸には毎日朝8時頃から上十川地区内で数珠をまわす。「ナムアミダー ナムアミダ ナムアミダブツ ナムアミダ」と皆で唱える。秋彼岸には、入り日、中日、明けの1日おきの3回数珠をまわす。このときも「ナムアミダー ナムアミダ ナムアミダブツ ナムアミダ」と唱える。
夕方6時半頃から20人くらいが集まって数珠を33回まわす。百万遍に携わる人たちの代表を地区の女性の中から2人決めており、1年交替で行事を主導している。
(つづく)
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