かわらばんNo.15号

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小早川さん“おめでとう”
瀬戸内海そして下には屋外の50mプールと飛び込みプールをバックに備前焼の花瓶を受賞し、大喜びの小早川さん

2008年 3月16日

『 継 続 は 力 な り 』

[25回連続出場]

第三十回JSCA全国マスターズスイミングフェスティバルが岡山県倉敷市の児島マリンプールで3月15〜16日に行われた。昨年は富山で行われ、来年は福岡で行われる予定である。

この大会は全国を回りながら年に1回行われる為、観光気分で参加が出来る、また連続出場も表彰されるので、毎年顔見知りの人が多い。今回は我々のチームから小早川明治さんが25回連続出場で表彰される。

芋を洗う感じ 大会前日の14日(金)に新幹線、在来線を利用して児島駅に夕方着き、すぐ予約してある駅前のホテルに行った。大会は朝7時に開門、そしてウォーミングアップ開始。9:00開会式。9:30競技開始である。この会場はアッププールがないので、競技開始前か途中2回の休憩時しか泳げない。そこで明日は早く起きようと思い、ホテル備え付けの目覚まし時計を6:30にセットをした。

大会当日の朝、なにやら外が騒がしい、ふと気が付くと廊下で大きな声で女性達が話をしている、今頃何なのだ?と思って時計を見たら7時を過ぎているではないか!目覚ましは如何したのだ?すぐにカーテンを開けたら眩しい光が入ってきた、快晴である。外で騒いでいた人達はこれから水泳大会に行く人達である事が分かった。すぐ1階に行き朝食を摂り出かける準備をした。連泊なので荷物を置いて泳ぐだけの荷物を持ち鍵だけ預けて会場に向かった。

後で分かったのだが、目覚まし時計の時間が12時間ずれていたのである。セットした時間は正しかったのに!

急いで会場に入ったらすでにアップが開始され半分以上の人は終わりに入っていた、飛び込みだけは練習をしておきたいと思いすぐに支度をした。でも4・5回は出来たのでよしとしよう。今日は休憩時間に連続出場の表彰式があり、その写真を撮る為、写真撮影許可証をもらいに行った。しばらくしてから開会式が始まった。

50人の招待者と関係者が勢揃い 紺のブレザーを着ている招待者及び関係者が50人位ずらりと並び、仰々しくセレモニーが始まった。県知事の祝辞、文部科学省スポーツ・青少年局長の祝辞、議員さん・・・そして倉敷市長、日本スイミング協会会長、中国支部会長、聞くのもくたびれる!

皆さんの祝辞で共通して言っている事は、30年もの継続に付いてであった。これは協会も、大会も30年継続出来た事、選手の人達が継続して努力を重ねてきた事、等を力説していた。

今度は選手宣誓である、これがまた大変であった。今回の会場である児島マリンプール関係者30人が50人位の招待者・関係者の前での選手宣誓である。人数が多いので時間がかかり、もう少し段取りを良くすれば良いのにと思った。

連続出場の表彰式が初日の休憩時間に行われると聞いていたので待っていたら、2日目の競技開始前に行われるとの噂が聞こえて来た。すぐ総合案内所へ確認しに行ったら、申し訳ございませんがずれる事になりましたとの話である。私だけではないと思うが全国規模のマスターズ大会である、遠くから来ていると思うし表彰に合わせて写真撮影に来ている人もいると思う、ずれるのであればもう少し早めの連絡があってしかるべきである。理由は分からないが、直前に重大な事が起きたのであろう。

25回連続表彰の7人 そして次の日である。2008年3月16日(日)私より小早川さんの方が早く会場に着き席を確保してくれた。開場15分前に来たが多くの人が並んでいなかったとの話し、関東で開催される大会では大勢の人が並び席の確保が大変である。この大会は1000人以上の参加者がいるのに、あまりあせらず心に余裕があるのかもしれない。

アップを行い8時半から連続出場の表彰式が始まった。5回連続から、10回、15回、20回、25回、30回の順で行われた。30回連続(第1回大会から30年間も連続)は1名であった、以前オアフクラブで長い間コーチをしていて現在は祖師谷でコーチをしている方である。25回連続は7名いたがその中の1人がジェクサー四谷の小早川明治さんである。これは本人の努力もあるが、運も重なっているのかもしれない。でもすごい記録である。

おめでとう!



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