青春18キップを使って本州一週の旅[V]

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鳥取駅前

高架の鳥取駅

2007年 4月 5日 (木)

2007年4月5日(木)高架の鳥取駅を6:10定刻に浜坂駅行き列車は出発した(キハ47形式2両編成)。太陽が眩しい中走って行くが、しばらくするともやが急に出て来て、先が見えなくなった、たまたまであろうが10m先も見えなくなった。やがて山の中に入って行ったがもやは消えず、おとぎ話に出て来る“因幡の白兎”を思い出した。

餘部駅名表示板 餘部鉄橋 浜坂駅で乗り換え二つ目の餘部(あまるべ)駅に来た、駅から京都方面に行くとすぐ地上41mもある餘部鉄橋になる、下には民家が密集しており、昭和61年12月28日に強風の為に、回送中の「お座敷客車みやび」が餘部橋梁から転落し、客車7両が鉄橋下のカニ加工場を直撃、従業員の主婦5名と列車車掌の尊い命が奪われた事故があった所である。それにしても凄い所に鉄橋を造ったものだ。

125系電車 東舞鶴駅―敦賀駅はワンマンで(クモハ125系)2両編成である。この車両はモーターの馬力が大きいのか電子制御の進歩なのか分からないが、電車の滑り出しがスムースである。電車はスタートからいかにスムースに最高速度に持って行くかが問題になる。簡単には馬力の大きいモーターを使用すればスムースに速度は上がるが、重量が重たくなるのと、価格が高くなる、スペースを取る等で小さなモーターで効率よく動かす必要になって来る。・・・技術的な話になるので中略。


521系電車 敦賀駅―福井駅間は(クモハ521+クハ520)である。この車両は125系とそっくりであるが、JR西日本では始めての交直両用車両である。最高速度になるのが早い感じがした。

今日は昨日と違っておだやかな晴れ、田んぼには水が張られ稲を植えるのを待つだけになっている。桜も今が見頃である。福井駅―金沢駅―富山駅―直江津駅―長岡駅と乗り継いで行くので今夜はホテルに着くのが遅くなる、そこで福井駅で“荘兵衛さんのさばずし”を買った。夕方車内で食べたが美味かった。

富山ライトレール 先月富山で水泳大会が行われた時に、富山駅に来て新しく出来た、第三セクター“富山ライトレール”を見に行ったが、今日も待ち時間が若干あるので再び見に行った。約1ヶ月の間に富山駅の北口が、がらりと変わっていた、まだ工事中にしても、これから北口の方も発展を見込んでいるのであろう。富山ライトレールとバスに使用が出来るICカード、“パスカ”(passca)が発売されていた、このカードは20%のプレミアが付く、これなら楽しみもあるかも!(スイカ、パスモにはプレミアは無い)


富山ライトレール改札口の脇に、富山の薬うりの話が出ていた。

『アメリカにも、ヨーロッパにも無い「先用後利(せんようこうり)システム」の話である。
病気というのは、いつかかるか分かりません。
もし具合が悪くなった時、手元にくすりがあればどんなに心強いでしょう。
そこで、くすり屋さんはまず家庭に必要なひとそろいのくすりを置かせてもらいます。
くすりを使った場合は、次回の訪問時に代金をいただき、
くすり屋さんは新しいくすりを補充し、古くなったくすりを引き上げます。
この仕組みは、お客さんが先に使用し、業者は後で利益を得る事から「先用後利」と呼ばれています。

このような商法を長年にわたって実践してきたのは世界でもほかに例がありません。
「先用後利」はお互いの信頼と信用なしには成り立ちません。
富山のくすり屋さんは、自らの利益よりもお客さんの利益を優先しました。
1回きりの取引に終らせる事なく、子孫代々にわたって愛用してもらうよう努力しました。
凶作の時には支払いを延ばす事もありました。
こうした姿勢が地域に受け入れられ、
顧客の固定化と商いの安定化に結び付いたのです。』

本日の移動距離は645.7kmである。長岡駅着21:37

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