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2005年 9月 7日 No.03号
『 集 中 力 』
2階席、南東Q列、40番。そこは通路から急な階段を5〜6段上がった2列目の端である。開演30分位前から客席に人が増えて来た。脇の階段を皆さん登って行くが、すぐ脇で階段につまずく、なんでであろうと思い観察をしていると、年寄りだけでなく若い人もつまずいて行く。更に観察を続けると、階段の高さがそこだけ異なっている事が分かった。見たところそこだけ数cm高く感じられた、階段の高さは同じと想定して足を運んでいるのであろう。
しかしながら、階段で全員がつまずくのではなく、つまずかない人もいる。その差は何だろう!誰もが最初は一瞬なりとも階段を見るが、その時、高さについて気がつく人と、そうでない人がいるのではないか、その瞬間異常であると脳が判断をした人は無事に通過が出来るのかも。
2005年9月7日(水)“さだまさし・ソロコンサート通算3333回記念コンサートin武道館”の会場での事である。・さだまさし・としては初めての武道館であったらしい、すごく張り切っていた。アリーナ席、2階席共に満席であり、およそ7000人は入っている感じであった。彼は歌も作詞作曲も素晴らしいが、一番聴きたかったのはトークである。今回の気になる言葉は@人を動かすには。A物には終りがある。B誰のために生き、誰のための笑顔か。C両手には常に元気と勇気を持っている、使えば使うほど増えて行き、使わなければ減る。
以前テレビで松岡修造さんがスポーツ選手に対するインタビューの中でコメントをしていたが、その時、カメラ目線でしゃべりながら後ろに歩き、大きな段差を軽く登って行った、それを見て、古館伊知郎がその動作に感動をしていたが、もともとある運動神経の良さなのか、センスなのか、又は集中力なのか?
谷亮子選手の練習状況を説明していた時、柔道は咄嗟の判断力が必要であり、そのためには集中力を高める必要がある。その訓練を行っていたのだが、内容は階段の登り降りである。1回長い階段を登り降りしたら下で軽くランニングをしながら、分数の計算をしていた、1/2+2/3はとコーチが質問をする、谷選手が答を出す、すぐに次の難しい質問を出す。これを1分間位やりとりしたら又登り始める、この繰り返しを延々と続け、答が出なくなった時、集中力が切れた時である。
運動神経を高めるのも、集中力を高めるのも努力なのか!その様に考えたら、もしかすると超一流選手になるのも努力によってなれるのかもしれない。天才も創る事が出来るのかも。頑張ってみる必要がある。
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