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『 現行新幹線のスピードは限界か? 』

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梅の花

(都立野川公園)


2015年01月27日(水)No.115号


2015年1月27日(火)神戸にいる義理の姉が再入院をしたとの事でお見舞いに行く事になった。山陽新幹線の西明石駅に近い病院なので早朝に出かけ、予定通り午後3時頃西明石駅に戻った。東京までの直通列車はひかり号が1時間に1本しかなく、時間調整の為にホームで待つ事にしたが、その間には“のぞみ・九州新幹線”が何本も通過した。

西明石駅から姫路駅近くまでは、ほぼ直線で最新型車両のN700系は最速の300km/hを出す区間である。駅のホームで話している時に列車が通過すると、その瞬間は会話が全く出来なくなる程、凄い騒音である。走行路線は防音壁があるが、通過するホームには防音壁が無くダイレクトに聞こえてくるので、耳を塞ぎたくなる。


太陽の光に輝いている、立派な南天

「難を転ずる」事から縁起の良い木とされる

山陽新幹線はメンテナンスが楽なスラブ軌道(コンクリート製)で造られているので、騒音が大きい。ちなみに東海道新幹線はメンテナンスが面倒なバラスト軌道(枕木の下に砂利を敷く)なので、ある程度は騒音が吸収される。

現在建設中の、磁気浮上式リニア新幹線は走行中、地上と接触するレールと架線が無く、駆動用モータの回転子等、騒音の発生源が無く、風きり音位になる。実際に走っている状況を見ていないが、同じスピード対比なら現在の新幹線より理論的に騒音は少ないと思われる。

技術は移動速度を早くする事が出来るが、それに伴う騒音等のマイナス面も発生する。それを少なくするのも技術であり、両立する事が、本当の技術進歩かもしれない。もしかすると、あれだけの騒音は、台車・パンダグラフ・車体形状等に無理があり、今以上のスピードを要求するのは、現行の新幹線方式では限界があるかもしれない。その為にも接触部分が無い磁気浮上式リニア新幹線の早期営業運転を期待したい。



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