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『 運命も時には非情である 』

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スイートピー



2015年05月13日(水)No.119号


2015年5月13日(水)TVでニュースを見ていたら、アメリカの鉄道・アムトラックが脱線事故を起こしたニュースが流れた。現地時間2015年5月12日21時30分頃、ワシントンからニューヨークに向かう急行列車が途中フィラデルフィア北部のカーブで全8両が脱線(死者8名)とのニュースである。10年前に尼崎脱線事故(死者107名)が起こり、先月の4月25日に事故後10年との事で追悼慰霊式が行なわれたばかりなのに、原因は両方とも急カーブに入る時のスピードオーバーである。

私は鉄道が趣味なので、非情に興味を持って見ていた。尼崎脱線事故車両は207系車両で、効率よく走る為に軽量化されている。その為に乗車する人数・位置でも重心が変わり、車両の屋根には重たいクーラー装置が取り付けてあり重心が相当高かったと思われる。昔の車両は全体的に、もっと重たいので乗車人数による重心の変動は少なく、遠心力で傾く角度も少なかったと思われる。専門家が検討した結果であろうが、不安定状態である事は拭えない。


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しかしながら、多くの人を運んでいる公共交通機関で事故が起こると、尊い命が一瞬で奪われる事になる。尼崎事故の追悼慰霊式では“たまたま”乗り合わせた方々にインタビューをしているのをTVで見ていたが、“たまたま”にしては、亡くなる人もいれば軽傷ですんだ人もいる、一本列車が早かった人も、遅かった人もいる、このタイミングは何だろう。その瞬間、乗客は何をすればいいのだろうか?これが運命なのかなーと思った。“運命も時には非情である”



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