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ボケの花・新宿御苑
小さな瓜の様な実をつけます
唐木瓜とも呼ばれる
『 天 命 か も 』
2017年02月04日(土)No.140号
2017年2月4日(土)品川駅前のTKPガーデンシティ品川で講演会があり参加して来ました。懇親会ではゲストとして、リオ五輪・陸上男子マラソン・カンボジア代表として参加した、“猫ひろし選手”が招待されていました。お話は“なぜお笑い芸人がマラソン?”
東南アジアで行われるマラソン大会に付いて、感覚の違いから話が始まった。インドネシア、ミャンマー、カンボジア等の国は一年中気温が暖かい事もあり、おおらかなのか、コース変更もスタート時間も直前に変わったりするので、几帳面な日本人には合わない。
インドネシアの大会後に、予定より30分も早くスタートしたのは何でですか、とスタッフに聞いたら、なんとなく人が集まっていたからだとの話であった。たまたま40分前にウオーミングアップを開始していたので間に合ったが、いい加減である。その様な事を理解したうえでの参加となる。

ハクモクレン・新宿御苑
春早くに芳香のある白い花が咲きます
そんなところに、国籍を変えてでもマラソンにのめり込んだのは、2010年12月にアンコールワット国際ハーフマラソンで入賞したのを関係者が見て、カンボジア側から五輪の打診がありました。まさか、五輪代表になれるとは全く考えていなかったので、今がチャンスだと思ったそうです。
中学高校時代は卓球部でありながら、校内マラソンでは常にトップを快走し、長い距離を走る事には多少の自信があったとの事です。2016年5月8日カンボジアの選考会1位でゴール、待ちに待った連絡が6月3日にあり、代表が決定したそうです。
話によると、一流のコーチ&トレーナーに巡り会えた事が五輪代表に繋がった模様です。自己ベストタイムは東京マラソン2016で出した2時間27分48秒で、リオ五輪の結果は2時間45分55秒であった。

公演に来てくれた“猫ひろし選手”
お笑いを混ぜながら“マラソン人生”を語った
(お笑いの一部は、カーソルを写真の上に持って行って下さい)
トレーニング記録を見せてもらうと、土日含めて毎日30km以上(月間1000km)、本業(お笑いタレント)がある日でも、10km以上のトレーニングと体のメンテナンスを行っている。休養は大きな大会終了時に移動を含めて3日間位取るが、本人は走る事が好きなので、毎日走らないと体の調子が悪くなると言っている。
毎日が仕事とトレーニングで詰まっていて、身長147cmと小柄でありながら、大きく光り輝いている感じがした。カンボジアの人からは応援され愛されている感じで、日本とカンボジアの大きな架け橋になるかもしれない。今やるべき目的がはっきりして、それに全力で取り組んでいる姿は素晴しい。人生をエンジョイしているように見え、もしかすると、これが彼の“天命”なのかもしれないと思った。
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