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上野公園・2018さつきフェスティバル

優秀賞


『 夢中になれるもの 』


2018年05月05日(土・祭)No.155号


2018年5月5日(土・子供の日)午後7時半頃、我家の前を消防車がサイレンを鳴らしながら何台も通過した。今日は風も強く火の粉が飛んでくるかもしれないので、火事はどこか確認の為に外へ出た。ワン・ブロック先に消防車が集中して10台位も来ている。

結局ボヤもなく火事は見つからず、消防車からは119番に電話をした方は連絡を下さいと再三アナウンスをしていた。どうやら、いたずら電話と思われる。


上野公園・2018さつきフェスティバル

優秀賞

しかしながら、いたずら電話1本で、これだけの消防車が出動し、道路は封鎖されていた。幸いな事に火事はなかったが、GW真最中の夕食時であり、住人には大変迷惑な話である。

もしかしたら、通報者は騒ぎを起こし、それを隠れて見るのを楽しみにしていたのかもしれない、もしそうだとすれば罪は重い。

イソップ寓話「オオカミ少年」の話を思い出した。『羊飼いの少年が、退屈しのぎに“オオカミが来た”と騒ぎを起こすと大人達は助けに出てくる、それを見て少年は笑いこけた。しかし少年が繰り返し嘘をついたので、本当にオオカミが現れた時に、誰も助けに来ず、羊は全てオオカミに食べられてしまった。』“嘘をついてはいけない”との戒めである。


上野公園・アジサイ

今回の通報者はオオカミ少年と同じで、繰り返す可能性が大である。今の日本は平和すぎて暇がありすぎ、変化を欲しがっているのかもしれない。

仕事でも、趣味でも、何か「夢中になれるもの」があり、それに向かって真剣に取り組んでいる人は、嘘をつく暇がないと思われる。目標を見失っている暇人が多くなると、先々が心配である。



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