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もみじ・新宿御苑

今年の紅葉は遅い感じです。


『 親 子 の 絆・U 』

2018年12月10日(月)No.162号

2018年12月10日(月)有楽町マリオンで講演会が行われるので聞きに行く事にした。早めにお昼を済ませて会場に行くと、受付が始まっており多くの人が並んでいた。午後一時の開演で、前半が清水寺・森清範貫主。毎年 “今年の漢字” を書く人で、今年は12月12日に発表予定であるが、今年の漢字はまだ知らされていない。過去の漢字に付いての裏話を面白おかしく話され、笑いがいっぱいあった。


休憩後は中村麻由奏者によるエレクトーン演奏会があり、そして女優の五大路子さんが登場した。最近は親が幼い子を虐待する事件が多く、危惧している。と話し、作家の長谷川伸氏が1930年に発表した、「瞼の母」を一人芝居で行った。

主人公は番場の忠太郎で、幼くして母と別れ、一目会いたいとの思いで探し求め再会するも、冷たくされる名場面を演じた。満席(700名)の会場はシーンとなり、芝居の世界に入り込んでいた。素晴らしい演技で、会場に来た多くの人は涙を拭いながら拍手を送っていた。



瞼の母と忠太郎には “親子の絆” が強く感じたが、最近のニュースにでる悲惨な虐待のケースには親子関係が感じられない。しかしながら、親子には必ず絆はあると思われる、何かが邪魔をしているのかもしれない。

現在の生活は、便利で楽になったが、子育ては昔と変わらず大変である。この落差が大きいと、苦しい・辛い等に耐え切れず、絆が薄れてくるかもしれない。親がもう少し我慢・忍耐を強く持ち、子供がある程度成長するまで辛抱すれば、 “親子の絆” が戻ってくるかもしれない。最悪のケースを防ぐ意味で、もうちょっと頑張って欲しいと思いました。



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