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熱帯スイレン 「新宿御苑 大温室」
『 本 当 の 幸 せ 』
2019年03月13日(水)No.165号
2019年03月13日(水)の夜に、叔父さん(88歳)が危篤とのTELがあった。14・15日は予定があり見舞いに行けず、16日(土)面会時間が午後1時からなので行った。ナースセンターで確認をしたら、今日(16日)の明け方に容態が急に悪くなり、亡くなったとの事で、ちょっとの差で面会が出来なく残念であった。
叔父さんは、私の父方14人兄弟姉妹の一番下である。都庁の税務関係を担当していたが、真面目を絵に描いたような人であった。我が家にちょくちょく遊びに来て、なぜか私を羨ましいと言っていた。その後、子供2人(男・女)が誕生し、質素ではあるが幸せそうであった。定年を10年延長し、退職時は代表して謝辞を述べ、都の職員として責務を果たした。

ウケザキクンシラン・ヒガンバナ科・アフリカ南部
退職後の定期健診で大腸ガンが見つかり、手術をしたが直ぐに膀胱ガンも見つかった。その後も人工肛門を付けたり、腰と足に人工骨を体内に埋め込み、入退院の繰り返しであった。
都庁職員時代は外部から見ると、安定した生活で平凡ではあるが幸せである様に見えたが、末っ子として、私には分からない不満を持っていたようである。しかしながら退職後は病院の入退院で大変だったが、不満の話は出なかった。献身的に尽くす奥さんと子供たちの協力で満足をしていたと思われる。
本人に確認は出来なかったが、自分の身体が不自由になって、家族への感謝が湧き出てきたのだと思う。誰かとの比較ではなく、それが “本当の幸せ” なのかもしれない。
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