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←病室からの景色
『 縁 の 下 の 力 持 ち 』
２０２２年０５月０１日（日）No.２０３号
2022年05月01日（日）朝の7時頃、目が覚めたら明るい光が窓から差し込んでいた。 外を見ると、明るいが近くには鉛色した雲が浮かび、その下には高層ビルが立ち並んでいる。
ここは大学病院7階の病室です。 昨日は椎間板のヘルニアを小さくする為に、X線でヘルニアの画像を確認しながら、針で椎間板に直接薬剤を注射した。 いろいろな薬を飲んだが、中に眠くなる薬もあり、昼間からウトウトと寝ていた。
←ツツジ １
その為か、夜中に目が覚めトイレに行こうと部屋のドアーを開け廊下に出たら、途中にある広場で数人の看護師がパソコンに向かって仕事をしている。
ナースステーションと言う仕切られた部屋ではなくオープンになっていて、皆さんが監視できる状態である。 病室から呼び出しのベルが鳴ると、すぐに対応していて、非常に忙しい。
←ツツジ ２
私の病室は相部屋で、もう一人は70才を過ぎている男性で、一人では自由に行動が出来ず、常に看護師が補助する必要がある。 夜中でも都度の対応を行うが、一番大変なのはトイレである。
カーテン越しに話のやり取りが聞こえるが、年を重ねた人の面倒は大変である。 しかし看護師は優しく 「必要な時は、いつでもこのベルを押して下さいね」 と丁寧に対応している。
←ツツジの丘（新宿御苑）
誰かがやらなければいけない事を、やっている人がいる。
その様な人達を “縁の下の力持ち” というのかもしれないと思った。
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