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雪から守る為の“わらボッチ”も今年は役に立たない

雪なしの“わらボッチ”


2007年3月3日 No.21号

『 自分で自分にむちを入れよう 』

お客様相手に話していたら突然電話がル・・・、ル・・・と鳴った。もう1人がハイハイと口では言っているが一向に受話器を取る気配がない、目がいやだな〜と言っている様に見えた。

3月になると少し暖かくなり、近くの住民が憩いを求めて公園に出て来る。当然ホームレス、カラス、自転車の問題等々、公園窓口としてはあまり受けたくない苦情が多くなる。又その様な話は長くなり、テニス、野球、競技場、その他の手続きに来る本来のお客様を待たせる事になる。

公園に来る苦情を分析してみると、半分以上はこちらの対応で変わる。その問題から逃げようとするとこじれる、しかし相手の立場になって真正面から向かって行動をすぐ起すと、早く良い方向で解決する事が多い。公園への苦情にもパターンがあり、管理所で出来る事と出来ない事、又すぐ出来る事と出来ない事、上長へ話を持っていく必要があるのかどうか?いずれにしても話が出たら早く判断して対応する必要があり、その判断が悪いとトラブルが大きくなる、判断力の問題である。

男子バレーボールのスーパーエース山本隆弘選手が雑誌のインタビューで話していたが、
『相手選手の目を見ると、精神的に参っているかどうかが分かるそうです。
参っている選手は「打ち返してくるなよ」という目をしていますが、
調子の良い選手は「打って来い!いくらでも返してやるぞ」
という目をしている。』と言っている。

窓口業務を担当している人は、ほとんどが60歳定年を迎えた人達で構成されている。皆さん十年前と比べると、体力だけでなく、知力、能力も衰えて来ていて、ボーとして無駄な時間を費やす事が多くなっている、そのせいか時間が経つのが早く感じる。きっとその時は目が拒否しているのかもしれない。

若い時の一年は、今の十年に等しい位に感じる、きっと若い時は無駄な時間がなかったのであろう。やる事が一杯あって、目的を持って一生懸命やっている人は目つきが違う。

いよいよ3月末で2年間勤めたこの職も終わりになる、何だかホッとする様でもあるが、寂しい様でもある。後は後任者にまかせて、今まで出来なかった趣味の世界に没頭して無駄な時間を作らない様、新しい事に向かって “自分で自分にむちを入れよう”。

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