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シンプルの朝顔が一番だ!
2007年7月10日 No.25号
『 相手を思いやる心が・・・! 』
今から27年前(1980年)になるが、以前勤めていた会社で事件が起きた。金属バット両親殺害事件である。当時は子供が両親を殺害するという事は珍しく、しばらくの間このニュースが話題になったが、最近は同じような親子間の殺害事件が次から次へと起きている。どうしてこのような事が簡単に起こるようになったのであろうか?
先月は6/24(日)と6/30(土)に結婚式が2週も続けてあり、7/1(日)はこれから結婚をする人の、お披露目会が開かれ、お目出度の連続であった。両方とも教会での結婚式であった。礼拝堂に入り待つ事5分位、パイプオルガンによる演奏が始まり、新郎新婦が入ってきた、賛美歌312番を歌い、聖書の言葉を牧師さんが流暢な日本語で読み上げた、流れはいつも通りである。賛美歌も、聖書の言葉も、すべて愛と、相手を思いやる心である。それを聞いていて、親子間の殺害事件を思い出してしまった。牧師さんの言葉通りに行動をすれば、事件などは起きない・・・。はずだが?
金属バット両親殺害事件に付いて、知っている人は多いと思うが。父親は東大出身のエリートコースを歩んで、東京支店長を勤めていた46歳、子供を一流大学へと親は必死になっていた。ところが思うようにいかず、一浪、そして二回目の受験を前にした11月29日に事件が起きた。お互いが相手の気持ちを考えれば妥協点が見つかるはずだが!親は自分の思い通りにしようとした、しかし子供は・・・!お互いが自分勝手で両方の話を聞く調整役の人がいなかったのである。
最近は相手を思いやる心が少なく、自分勝手な人が多くなっているのか?がまんがたらないのか?自己中心的なのか?牧師さんが言っていた事とはすべてが反対である。もしクリスチャンになり毎週教会に行き、説教を聞いていたら、このような事件は起きないだろうか?・・・分らない!
日本も2・30年前までは、このような事件はあったが少なかったと思う。異なってきたのは生活が豊かになった事である。しかしながら、心の方がしぼんで来てしまったように感じる。相談をする相手がいなくなってしまい自分一人での判断になる。結果的には解決方法が狭められて最悪の結果となってしまう。
もう一つ異なってきた事がある、核家族化が急速に進んできた事である。昔は三世代が同居しているのが一般化していた。親子の問題があっても、おじいちゃん、おばあちゃんが間に入り解決していたケースがあった、又お節介役をする人がいた。時代の流れであろうが、最近の結婚式は仲人がいなくなっている。いざ何かがあった時の相談相手がいなく、結果的には最悪のケースとなる。金属バット両親殺害事件も、最近多く発生している親子間の殺害事件も、みな相談相手がなく、思い悩んだ結果の出来事である。
確かに生活は豊かになったが、しかし反面少子化、核家族化が進み社会生活が変わってしまった感がある。団塊世代の人達はアメリカに追いつけ追い越せで必死にがんばり生活をしてきた為、余分な事が考えられなかった。今よりハングリー精神があったかもしれない!あまり生活が豊かになりすぎるのも、良いのか悪いのか分らないが、時代が変わって来たのである。今から豊かになった生活を昔には戻せない。
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