2007年8月23日 No.26号
8月23日(木)今日も暑い。昨日は東電が17年ぶりに電力供給制限を実施した、そんな暑い日。昼休みに昼食後コーヒーショップに入った。カウンターでアイスコーヒーを飲んでいたら、一つ離れたテーブルに座っていたおじさんがしきりに手を振り合図を送っている、誰にだろう?しかし私以外に該当する人がいない。そしたら指で私の後ろ下を指す、何だろうと思い見てみると床の上に置いてある鞄が倒れ書類が出ていた。とりあえずありがとうと手を挙げてお礼をした。
昨日は渋谷のお客様へ挨拶に行き、その後青山通りを歩いて、次のお客の所へ行ったが、お昼前ではあるが汗が止まらない。面会した時に名刺入れをテーブルの上に置いたまま帰ってしまった。帰ってから名刺入れが無い事に気がつき、もしかしたらと思っていたら、やはり!
今朝出社したら、メモがあった。昨日名刺入れを見つけた人から連絡があり預かっている事が書いてあった。早速連絡を入れ取りに行く事にした。実はこれが2回目である。
6月中旬頃であったろうか、京王線の初台駅近辺のお客様の所に行き、終ってから名刺入れを上着の内ポケットに入れた、ちょっと蒸し暑いので上着を脱いで甲州街道を渡ろうと思ったら、信号機の青色が点滅になり、あわてて走って渡った。次のお客様の所に行き名刺入れを探したが無い、とりあえずは予備の名刺で済ませ、終ってからすぐ探しに行ったが見つからない。
以前の会社にいた時からの名刺入れで、何十年と使用していて愛着がある、無くしたのは初めてである、でもとうとう無くしてしまったかとあきらめて会社に戻ったら拾った人から連絡があり、次の日お土産を持って受取りに行った事がある。
今年の3月末で退職をして暫らくは遊ぼうと考えていたが、どうもボケを促進させている様な感じであり、これはまずいのではと考え、あるきっかけで6月から近所にある会館で週3日程働く事になった。
仕事は、お得意様担当。今まで当会館をご利用して頂いたお客様に会い、どの様にしたら、もっと御利用して頂けるのか、お客様の声を反映させるのが目的で訪問しているのである。
コーヒーショップでおじさんが手を振って教えてくれた時、何故か「人生がおもしろい」と感じた。他人に対し冷たくなった時代に、あたたかさを感じてうれしくなってしまった。自分の周りには良い人が多く、自分の衰えを皆さんが助けてくれている感じがした。この様な時が「ラッキー」なのかな!
今年の夏は暑い為か、年をとって来た為か、物を忘れたり、なくしたりする事が多くなって来た、気を付けなければならない。逆の立場で、人が困るだろうと思う時は助けてあげなくてはいけない。もしかすると、人に与えた親切が自分に戻ってくる時、それが「ラッキー」と思われるのかもしれない。