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花の都公園でぽつんと咲いていた蓮の花.2007/09/09

蓮の花

2007年9月19日 No.27号

『 本当に好きな事を全力でやったら・・・ 』

四谷四丁目の交差点を外苑側に曲がり坂を下って、中央線のガードを抜け左へ曲がり急な坂道を登ると、そこは国立競技場入口である。今日はイベントがあるのか人でごった返していた、その脇でメガホンを使い“神宮球場へ行く人は反対側の歩道に並んで下さい”としきりにアナウンスをしている。こんなところまで並んでいるのか?よく見ると半分以上が縦縞のユニホームを着ている阪神ファンが並んでいる、神宮球場から国立競技場横を通って信濃町駅近くまで列は続いている。しかしこんなに大勢の人が球場に入れるのだろうか?

9月22日(土)午後3時頃である気温32℃、この時期に何でこんなに暑いのだ!神宮球場でのヤクルト最終戦である対広島戦のキップを買いに神宮球場に来たのだが売り切れていた。あきらめて最終前日の対中日戦10月6日(土)の前売り券を買った。1塁側の15段目特別指定席の券が手に入った、古田監督の行動を近くで見たかったのである。現在巨人、中日、阪神が0.5ゲーム差で競っている。

2007年9月19日(水)の夜、スポーツニュース番組のはしごをしてしまった。何で古田敦也捕手兼任監督が辞めなくてはならないのか?どこも同じ内容でニュースを報道していた。古田監督は『プロは結果を問われる。思うような成績を上げられず、ファンに失望を与えた。けじめをつけないといけないと思ってやってきた。僕の力不足』・・・『直接の原因は肩を痛めた事だが、精一杯やってきた。肉体的な衰えもあるが、そろそろ後進に道を譲る時だと思い始めた』と決断の理由を説明した。チームを去る心境を、と質問された時、メガネを外しハンカチで涙をぬぐいはじめ、暫らく沈黙の後・・・・・『寂しさより悔しさ』と明かした。

あんなに泣きながらの記者会見は日本プロ野球選手会会長時代の近鉄残留が出来なかった時以来だと思うが、きっと古田敦也捕手兼任監督は野球が好きで好きでしょうがないのかも!きっといつか野球の世界にまた戻ってくると思う、残念だけど仕方がない。トップの引退でもやれる事は全力でやって来た感じで、爽やかさがあった。

しかしながらトップの引退でも日本国のトップも突然辞めた(9/12)。これにも驚いたが、えらい違いである!本当に好きでこの世界に入ったのであろうか?本当に政治家をやりたかったのであろうか?もしかしたら親が築いた道に“仕方なく”入ってしまったのではないだろうか?“美しい国へ”の本も出た、性格的につい買ってしまったが、田中角栄の日本列島改造論、池田勇人の所得倍増計画等と比べると読んでいても“ワクワク”するところがない。引退をした時も全力でやり尽くしたとの爽やかさは感じられなかった、残念である。

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