2007年11月 7日 No.29号
新宿駅から京王新線で一つ目に初台駅がある、この駅の東口改札を出るとオペラシティーに直結しており、雨でも濡れずに行けるが他の所へ行く人にとっては遠回りになるかも!その初台駅東口改札を出て地下道を新宿方面に100m位歩くと左側にエスカレーターがあり、これに乗るとサンクンガーデンに出る。そこには大きな人形があり、オペラを歌っているかのように口が動く。そこから更にもう一度エスカレーターで上ると1階に出る、そこにコンサートホールは左のエスカレーターを利用するよう案内が出ていた。新国立劇場とオペラシティーの間にあるエスカレーターを2回乗り継いで3階まで行くと、そこがコンサートホールの入口である。
2007年11月7日(水)東京オペラシティー・コンサートホールで<午後のシンフォニー>が14:00から開催される。知人のご好意で大切なチケットを頂き、聞きに行く事にしたのである。
オペラシティーは甲州街道と山手通りの交差する角にある。現在山手通りは首都高新宿線の工事で雑然としていて、甲州街道の上には首都高4号線があり、これからコンサートを聴きに行くのにふさわしい場所とは思えない。然しながらコンサートホールの中に入ると、一変に雰囲気が変わった。
13:45頃になると演奏者たちが楽器の調整に余念が無く準備が始まった。14:00になった頃、司会進行役の奥田佳道氏(音楽評論家)が出て来て今日のテーマを紹介した。没後100年のグリーク、没後50年のシベリウス、そして生誕150年エルガーの代表作を演奏する旨のお話をして曲目の紹介をした、<午後のシンフォニー>なのに最初の曲が「朝」である。そして指揮者:円光寺雅彦氏を紹介した。
指揮者が演台の中央に立ち一礼をして、タクトを持ち両手を上げると、場内のざわめき、演奏者の調整音が一瞬にして無くなりシーンとした。すると美しい音色が聞こえ始め、演奏が始まった。会場内は指揮者の指揮棒一つで操られている感じであった。途中に休憩を挟んで13曲+アンコールの素晴らしい演奏があり、あっという間の2時間半であった。
日本国のトップである首相が「美しい国」づくりに向けて全力疾走をしてきたが、体調不良との事で突然の辞任(9/12)。野党のトップである民主党党首も(11/4)に突然の辞職願を出したが、7日には復帰が承認された。こんな簡単にトップが辞めたり復帰したりしていいものであろうか?その為に政治は一時ストップ、海外からの信頼度は下落。経済は?株価は?
コンサートを動かしている指揮者が演奏途中に突然辞めてしまったら・・・!演奏は・・・?そんな事が頭を過ぎった。