2008年 6月 8日(日)No.36号
2008年6月8日(日)第63回マスーズスイミングフェスティバルが町田市立室内プールで行われた。マスターズ大会では一番古く歴史ある大会である、この大会は連続出場があるので、特別な事がない限り参加している。今回も役員のお手伝いをする事になっており開場前に集合をした。分担は第2コースの計時である。
レース前に順番を待つ時、計時の人に自分の名前を告げてからスタート台前の椅子に着席する。計時を行なっていて気が付いたのだが、今話題になっているスピード社製の水着を着けた人が多い様に感じた、もちろんLR(レーザーレーサー)ではないが。
今北京オリンピックに向けて、スピード社製水着をどうするか問題になっている。現段階(6/8)では日本水泳連盟はスピード社と契約しておらず着用が出来ない。契約をしている3社(ミズノ、デサント、アシックス)から提供されるものだけとなっている。しかし本日(6/8)辰巳会場ではジャパンオープンが行われており、北島康介選手がスピード社製水着で200m平泳ぎに出る事になっている、関係者は気をもんでいるであろう!結果的には200m平泳ぎで世界新が出た、このため日本水泳連盟は6/10、LR解禁の方針を発表し、日本選手にも道が開ける事になった。
先日テレビの特集でLRの分析を行っていたが、体を締めつけていると言われるが、身体をCTで分析すると通常の水着を着た時と体積は変らない。しかし凸凹の形が異なる、身体の凸部分を凹の部分に寄せている(ずん胴にしている)と解析をしていた。確かにその方が水の抵抗が少ないかもしれない。しかし補助具等で体形を変えても良いのかな?
この水着がこれから先、違反にならず、他社が技術的に追いつけなければ、競泳に参加する人は着用するかも?ちょっと着るのが大変みたいだが。でもすごい宣伝効果である、競泳をやっている人はLRでなくても名前が同じメーカーの水着を買う可能性が更に高くなった。
しかし数年前に南アで義足のオスカー選手が陸上競技で良い記録を出し、オリンピックに出たい一身で一般の人に混じって競技会に出場をしたが、義足はスプリング効果があるからとして、出場が認められなかった事がある。
今回のLRに付いては、大きな問題を突き付けて来た感じがする。今後も更に体形を変え着用しやすい、新しい水着等が開発される可能性がある。今後の水着開発の行方が見ものである。