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リビングに飾ったポインセチア

2008年10月31日(金)No.40号

『 避 難 所 生 活 』

我家も建ててから20年目である。家族構成も当初は4人であったが夫婦2人になり6年も過ぎてしまった。母の部屋も娘の部屋も現在は物置状態である。そこでレイアウトを一部変更し、歳を取っても安心して住めるよう手すりを多く付け、出来る範囲でバリアフリー化に改造をする事にした。

最初は風呂場、母の部屋等の解体・撤去から始まった、その他は養生がされて使用出来ない状態であり、利用可能なのは寝室のみである。

二週目に入ると、リビングのフローリングを張る作業に移り、唯一の避難所である寝室にも荷物が押し寄せて来た。台所は使用可能でも水と冷蔵庫のみが可能で、全体がほこりっぽい事もあり料理をする事は出来ない。その為朝食は菓子パンと牛乳等で、夜食は外食であった。

今回のリフォームには、大工、電気、水道、そして機材等の納入業者と多くの人が出入りをした。その為、夫婦どちらかが交代で休みを取り、昼間は一日中部屋の中にいなければならない状態であった。一見普通の生活をしているように見える。

しかしながら、自由となる時間は大工さんが帰る午後6時以降から翌朝の9時頃までと、日曜、祭日のみで、その間に買い物、コインランドリー、お風呂等を済ませる必要がある。

その為に精神的な問題がいろいろ出てくる事が分かった。思っていた以上にストレスがたまり、終盤には相当な疲れを感じてきた。短期間であるから良いが、長期に渡るとどうなるのか?

地震等の自然災害で長く避難所生活をしている方々をよくテレビで見るが、実際にはプライバシーの問題もあり、精神的に大変である事が良く分かった。我々の場合は一ヶ月もすれば元の生活に戻るので我慢が出来たが、先が見えない避難所生活では大変であろう。地震国の日本は、これらのメンタルケアーが今後大切になるのかもしれない。

安心してくつろげる所が良い、狭いながらも楽しい我家♪が一番である。

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