2010年 6月24日(木)No.60号
今年の目標は旧友と会う事にしている。今回は以前の会社にいた時、毎月北海道工場の生産計画等を打ち合わせに行っていたのであるが、その時お世話になった人と会う事が出来ました。退職後も時々会っていたが、ここ3年間は訪問をしていない、北海道のベストシーズンである6月に行く事にした。
2010年6月24日(木)函館本線の滝川駅前にあるホテルで食事をした。その後よく行っていたスナックに行き夜中まで話していたが、その中で気になる事があった。
北海道工場では刑務所に軽作業を依頼していた。当時は札幌、月形、旭川の三つの刑務所に作業を依頼していて、工場へ行く度に訪問をしていた。現在は仕事を依頼していないが刑務官とのつながりはある。
今回の北海道訪問をして、その時の刑務官の話を直接ではないが聞く事が出来た、受刑者が最近は多くて収容が出来なく建屋を倍に増設するそうである。以前も受刑者が計画より多くなっていたが、ここ1〜2年の間で急増をしている模様である。
受刑者が刑務所に数年居ると成人病は治り、健康体になると喜んでいる人が多い、食事はカロリー計算をされた食事が規則正しく出され(自分達でつくる)、運動をして軽作業もしているので、出所時は健康体である。
現在は全国的に刑務所が過剰収容になっていて、数字を見ると景気が悪くなると犯罪が増えるようである。受刑者は世の中に出ても仕事は無く、世間からは良く見てもらえない等、むしろ刑務所の方が居心地良く、刑務所へ戻って来る人が多いとの事。その為に受刑者の建物を増設するのは・・・?
北海道から帰り、新宿のデパートへ買い物に行ったら、バッタリ東京厚生年金会館で一緒に働いていた人と会った。今年の3月末で閉館になり天下りの人以外は新規の職を探す羽目になっている。その後は仕事に就いているのかと聞いたら、探してはいるが見つからなく、失業保険での生活との事、依然就職難である模様。
世の中では就職難で毎日の生活を四苦八苦している状態の人がいれば、方や受刑者は食事が与えられ、寝る場所もあり、数年間は生活が安定している事を考えると、プライドを持たなければ、刑務所にいる方が良いのかもしれない。その内に世の中の景気も良くなるかもしれない、それまでは・・・。やはり「世の中が変である!」