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世の中が平和である様にと
青空に向かってのびのびと
咲き誇る朝顔
2010年 8月 2日(月)No.62号
『 プライバシー保護の弊害? 』
2010年8月2日悲惨なニュースが報道された。大阪のマンションで置き去りにされて亡くなった幼い姉(3歳)、弟(1歳)の事件。容疑者の母親(23歳)は部屋から出られない様に室内ドアの外側に粘着テープを張っていたと供述。捜査関係者によると部屋の真ん中で寄り添う様にして、何も衣服は付けず仰向けに横たわっていた。周囲はオムツや弁当の空き箱など生活ごみであふれ、身動きが取れる空間はわずか1畳ほどしかなかったという。どうしてこのような事件が起きてしまったのか。
母一人で幼児2人を育てるのは大変である。もし兄弟、両親、友人等と相談が出来れば、この様な事件は起きていなかったかもしれない。現在は核家族化が進んでいて、相談する人がいなくなっているからかもしれない。しかし何とかならなかったのか・・・。
ネットで確認をしたら、幼児虐待の相談件数だけで言えば、2009年度の44210件と2000年度の約2.5倍。ただしこれは、実際に虐待が増えた可能性と、虐待事態は増えておらず発覚した件数が増えている可能性がある。ただ専門家のコメントによると、虐待は減っているとの話もあり、激増論の根拠がないとの事である。
現在は情報化社会で、この様な情報はすぐに伝わる。昔も幼児虐待はあったと思うが、周りがそれを許さなかった。家族、隣近所にはお節介な人がいて何とかしていた様に思える。しかし今回の件は、助けを求める信号は出ていた模様であるが、踏み込めていなかった。非常に残念である。
最近はプライバシー保護の問題で、良かれと思い、出しゃばると大変な問題になる可能性がある。難しい時代となって来た様に感じる。プライバシー保護の弊害かな?
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