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銚子電鉄の仲ノ町駅にて撮影

コスモス


2011年 9月27日(火)No.75号


『 危険と隣り合わせの仕事 』


2011年9月27日(火)朝の8時頃、首都高から東北自動車道に入り岩槻ICを過ぎた頃、カーナビの画面に、“この先落下物あり走行注意”との表示が出た。右かな?左かな?と思いながら進んでいたら、反対側の上り追い越し車線に黄色い大きなシートが見えて来た。上りの側道には高速道路パトロール隊の黄色い車が赤色灯を回転させながら停まって、その後方ではブルーの制服を着て白いヘルメットをかぶった人が大きな赤い旗を振っている。

もう一人が全速力で道路を横断して、追い越し車線でふわふわ動いている黄色いシートを抱きかかえ中央分離帯にあるガードレールの間に飛び込んで来た、一瞬の出来事である。そのタイミングで落下物の現場とすれ違ったが、その後大きな黄色いシートを抱きかかえて、高速道路の3車線を横断して側道まで戻ると思われるが大変であったろうと想像が出来る。

東京に近い高速道路は片面3車線あり、平日の朝8時頃は東京に流れ込む車は多い、しかも高速で途切れ無く車が来るので道路の横断は危険極まりない。しかし大きなシートがそのままだと大事故につながる可能性が大である。その他高速道路にはいろいろな物が落ちている、特に側道と中央分離帯近くには、空き缶、紙くず、ビニール、等が落ちていて、突風が吹くと舞い上がり危険である。それらの管理も高速道路パトロール隊の仕事である。

昔(何十年も前)の事であるが、東名高速道路で誰かが捨てたのか、車から飛び出したのか分らないが新聞紙が散らばり、車が通過する風で舞い上がりフロントガラスに突然ピタッとくっ付き、前が一瞬見えなくなった事があった。幸いにもすぐ取れたので難をのがれたが、もし小雨でも降っていて、はがれなかったらと思うと“ぞっと”する。

高速道路パトロール隊は危険と隣り合わせの仕事であり、ちょっとした事で人身事故に巻き込まれる。咄嗟の判断力が無いと務まらなく、きびきび動く必要がある。常に訓練は行われていると思われるが大変な作業であると思った。



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