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ニコール


新宿御苑のバラ園

2011年10月18日(火)No.76号


『 健康長寿を目指すには! 』



以前の会社時代であるが、栃木県の工場に半年ばかり転勤した事があった。工場の近くに“観光やな”があり、そこでは旬のアユとウナギが食べられる。アユはふっくらした肉で、ウナギは肉厚で大きく美味いのである。ここはアユ解禁の6月頃に始まり11月頃で営業が終わる。

2011年10月18日(火)久しぶりにこの“観光やな”を訪ねてみた。食事をしていたら、少し離れたテーブルで大きな音がして椅子が倒れた。そちらを見たらちょっと動きがおかしい老人が立って、片手をテーブルの上に置き、もう一方では杖を持っている。そこえお孫さんと思われる女性が駆け寄り椅子を起している。良く見ると老人は動けないのか、そのままじっとしている、どうも介添人がいないと動けない模様である。

歳を取ると動きが鈍くなり思うように身体が動かない、自然の摂理であろうが見ていると周りの方が大変である。しかしながら介添人は慣れているようで、あわてず順番に手際よくこなしている。

新宿御苑バラ園の『ダブルディライト』
先日『50歳を過ぎたら「粗食」はやめなさい!』と言う本を読んだら興味深い事が書いてあった。歩行障害があった150人に外出を進め、追跡調査を行った結果2年後には4割の方に歩行障害が無くなり良くなったとの事。足腰が悪くても、杖やシルバーカーを利用して外出したり、家族の力を借りて外出したりしている人ほど回復の可能性が高い。高齢者でも機能が回復する余地は十分あるとの事。

その他にも、5000人の高齢者を対象に科学的分析をする事によって出した結論が、少なくとも50歳を過ぎたら「粗食」はやめ、70歳を過ぎたら好きな物を好きなだけ安心して楽しく食べて欲しい。“ダイエットは脂肪ではなく筋肉を落す”“食欲の低下が老化の始まり”“「栄養」「体力」「社会参加」を老化予防の三本柱と呼んでいる”“健康長寿は「筋肉」がキーワード”等、この本の著者である東京都健康長寿医療センター研究所の新開省二氏が書いている。

“観光やな”で見かけた老人は栄養満点のウナギを食べに来たのだと思うが、自立出来る可能性があり、早く元気老人になってくれる事を願いたい。改めて自分の食事・体力強化・社会参加を考え直す必要があるかもしれない。



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