Welcome to the twinkle plaza.

あんちゃんの旅TOP バックナンバー

山口県以西に自生する日本固有の常緑小高木。ツバキの中国名“山茶花(サンサカ)”が、“茶山花(サザンカ)”に変化したのが名前の由来です。周知版より

サザンカ(山茶花)「ツバキ科」


新宿御苑

2011年12月 8日(木)No.78号

『 定期健康診断で考える事 』


今年も区から定期健康診断の案内が来ており、やらなければと思っている内に年末も迫って来た。やっとの思いで毎年通っているクリニックで健診を行う事になった。結果を聞きに行ったら、がん検診でPSA測定値が基準値を上回っているとの事で要精密検査となった。泌尿器科専門の先生が毎週木曜日午後に来るとの事で予約を入れた。当日は過去のデータを含め見てもらい、精密検査を行うか、もう一度確認の為に血液検査をするか本人が決めて欲しいとの話となった。

専門医の先生からPSA(前立腺特異抗原)の説明があった。前立腺内にしかないたんぱく質が血液の中に流れ込む量を表しているとの事。前立腺内の細胞が何らかの影響で破壊され、中から特有のたんぱく質が流出していると考えられる。原因としては@前立腺癌の疑いA前立腺炎の疑いB前立腺肥大症の疑いがあるとの説明であった。

精密検査は肛門から検査器具を入れ、前立腺の12ヶ所から細胞を採り検査をするとの事。直接前立腺に傷を付けるのでリスクがゼロではないが簡単に済む模様である。

先生の話では、数値そのものが要精密検査の範囲に入っているが異常に高い値ではないので本人の判断になる。早期癌であっても時間的に余裕があるとの事なので、1ヶ月後にもう一度血液検査をする事にした。

グズマニアはパイナップル科・原産地:熱帯アメリカ。花が美しいので、店舗の観葉植物に良く使われる。
グズマニア・夢の島熱帯植物園
2011年12月1日に再度血液を採取し、12月8日に結果を聞きに行く事にした。結論からするとPSA値が若干下がって進行はしていない模様であった。しかし疑いがはれた訳ではなくPSA値が昨年の3倍と急に増えているので要注意であろう。悩んだ結果、来年の定期健康診断を待つ事にした。

定期健康診断はサラリーマン時代から毎年2回行っていたが、コレストロール値・尿酸値・r-GTP等、要精密検査になった事があった。しかし食事療法・運動等で解決していたが、今回の様に癌の可能性があると聞かされると驚く。

改めて過去のデータを見てみると検査値の動きで自分の健康状態が分る。検査をする前1週間の食事、体調管理等で値は大きく変わり、同じ状態で測らないと分らない事が多いと思われた。若い時はあまり気にしていなかったが、健康診断は自分の健康状態をみる尺度として重要であると思った。健康診断書の結果表はファイルに綴じておくと便利である。

今回の健診前の生活はどうだったか問題になるが、結果として前立腺の細胞にダメージがあったのは確かである。いずれにしても警告が出ているのであり真摯に受け止め生活して行くべきであろう。



前回 次回