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べにこぶし
2012年 2月29日(水)No.80号
『 一 人 暮 ら し 』
“一人暮らし”という言葉は、何となく寂しく、暗く、陰気等のイメージがある。しかし英語では[a single life]となりイメージが変わる、そこには自由な人生があり、頑張れば輝かしい未来がある感じでもある。
2012年1月28日に二人目の孫が誕生した時、妻は娘の所へ手伝いに2月末頃まで行っていた。毎週土曜日に帰り、日曜日には出かけて行くので、ウィークデーのほとんどは一人暮しである。
今まで結婚前までは親と一緒に暮らし、結婚後も一人暮らしの経験が無くサラリーマン生活を送っていた。以前の会社を辞めた後に、新しく務めた会社では栃木工場に長期出張し、半年間位単身赴任で働いた事があった。仕事が忙しく会社の借り上げアパートへ寝るだけに帰る感じであったが、その時は一人暮らしと言う実感が全く無かった。
今回は仕事もしていない状態での一人暮らしなので状況が異なる。なにも強制されていないので、本人の考え方により有効に生活が送れるかもしれないが、もしかすると無駄な時間を費やすかもしれない。毎日やらなければならない事は食事・洗濯・掃除等が日課であり、その中で悩むのが食事である。朝はメニューが決まっていて、昼食は近くに弁当屋が多くあるので困らないが、問題は夕食である。

花の下には小さな葉を付けている”
若い頃に5年間位、海外生活をしていた事があった。その時は3人で住んでいて順番に食事当番を行った。私が一番若かったせいもあり先輩が親切に料理のコツを教えてくれた。最初に作ったのが簡単な野菜炒めである、私の順番時は一ヶ月間同じ野菜炒めを作り、次の月はカレーライスを作っていたが、その内日本から肉料理の本が届き、それに従って作り始めた。ある程度メニューが決まれば楽になり、塩・コショウの量が“多い少ない”で味も変わり楽しみになって来た。
しかし今回は一人分で、使用する量も少ないので多すぎると無駄になる。スーパーへ行くと、いろいろな出来合い物が売られていて、昔と異なり料理をする必要が無い。良く見てみると、ほとんどの物が小分けして売られ、シングルライフを楽しんでいる多くの勤め人が夕方買い物に来ている。今更感心する事ではないが、便利になったものである。それだけ独身者が多いのか、それが商売になっている。
結婚をして奥さんが料理を作り、旦那さんが外で働き、夕方家に帰って来ると食事が出来ている風景は古いのかもしれない。今風の生活は、たとえ結婚して子供がいても、保育園に預けて夫婦で共働き、帰りにスーパーやコンビニで出来合いを買って来て夕食を楽しむ事が出来る。どちらが良いのか分らないが、世の中が変化している、時代の流れなのかなもしれない。
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