Welcome to the twinkle plaza.
あんちゃんの旅TOP |
バックナンバー |

新宿御苑バラ園
カウンティーフェアー
2012年 5月 5日(土)No.83号
『 睡 眠 に つ い て 』
今年のゴールデンウイークに孫たちが泊まりに来ました。二番目の孫が今年の一月に誕生し、まだ昼と夜の区別なく授乳をする必要があり寝室を分ける事にした。我々が利用している部屋をママと赤ちゃんが使用する事にして、お婆ちゃんと上の孫は以前母が利用していた部屋に、私は以前ママが利用していた部屋を一人で寝る事にした。
一人で寝るのは他の人を気にする事なく、自分の好きな時に寝られるのと、夜中でも起きて何かする事も出来る。時々夜中に思い付きメモを取りたい時がある、そのままだと朝には思い出せず完全に忘れてしまう。その様な時にメモが取れる事は安心するのかよく眠れて朝がスッキリする。その自由度が嬉しく感じたので、連休が明けて孫たちが帰っても、私はそのまま一人で寝る事にした。パソコン等一式が置いてあるので何かと便利である。
ただ夜中にパソコンを始めると、際限なく続き睡眠不足になる事がある。しかし朝は時間が来ると普通に起きて行動するので、一日だけなら特に問題なく感じるが何日も続くと辛いものがある。人間は一体何時間眠れば良いのだろうか?

プレーボーイ
人間学を学ぶ月刊誌「致知」2012年1月号で「睡眠の質を高め、人生を豊かにする」をテーマで快眠会理事長の遠藤拓郎氏が書いていた「朝を制する者は、人生を制する」を思いだして読み直してみた。そこに書いてあった事が参考になるのでまとめてみました。
@ [睡眠時間はどこまで削れるか]:米国のある調査会社によれば、毎日6時間半〜7時間半寝ている人は6年後の生存率が最も高く、高齢者ほどこの傾向が強い事が分った。つまり7時間前後と言うのが適正な睡眠時間と言える。
しかし成功者と言われている人は、睡眠時間を削り、人より多くの仕事をこなす事で成功を収めています。あのナポレオンは一日三時間しか眠らなかったと言われ、三時間睡眠を提唱する多くの本が出回っているが、睡眠の専門医としては大いに疑問を感じます。むやみに睡眠時間を削れば不眠症になる恐れがあるし、体を壊してしまう。毎日六時間の睡眠を確保すれば、眠気もなくパフォーマンスは落ちないという事は実証済みですが、それでは睡眠時間の短縮にはなりません。
A [睡眠サイクル]:睡眠には「レム睡眠」(心のメンテナンスを行なう)と「ノンレム睡眠」(成長ホルモンを分泌し、壊れたり古くなった細胞を修復したり疲労を回復させる)二種類の異なる働きがあり、二つがセットになって約九十分周期で繰り返されている。
つまり九十分の倍数で寝るとスッキリ目覚める事が出来る。そこで睡眠時間に変化を付け、トータルの睡眠時間を減らす方法。1)ウイークデー「四時間半睡眠」。2)土日は「七時間半睡眠」。3)疲れたら仮眠を十五分取る。十五分以上だと深い眠りに入り、脳の機能が復活するまで時間がかかる。また仮眠は一日何回とっても良い。
B [睡眠力]:快適な睡眠の為には睡眠時間の他に眠りの“質”も不可欠です。人間は年齢を重ねるごとに深い睡眠が出来なくなり、眠れなくなっていきます。この為、“睡眠力”を付ける事も大切です。眠りに入る時、体温は1℃位急激に下がっています。体温が高い所から低い所に急激に落ちると眠くなるのを応用して、寝る前に体温をあげる。
1)鍋もの・キムチ・唐辛子等を摂る。「カプサイシン」には一時的に上がった体温を一気に下げる働きがある。2)手・足首等のストレッチで血液が流れやすく体温を下げやすい環境にする。3)入浴は一時的に体温を上げ効果的である。4)間接照明による、眠くなるホルモン「メラトニン」の分泌。
C [体内時計]:人間の体内時計は二十五時間でセットされており、太陽の光を浴びる事で二十四時間に調整されるが、朝の光を浴びないと体内時計はどんどん狂って行きます。朝の太陽には体内時計をリセットし、「メラトニン」の分泌を抑え、目覚めをスッキリさせるという二つの効果があるのです。
D [朝を制する者は、人生を制する]:食事はお腹を空かせた後においしく感じる様に、睡眠も自分の十分な量よりやや少なめにすればよく、毎日十分寝ると寝つきが悪くなってしまう。平日に睡眠時間を削り、週末にその不足分を取り戻す事で、また週明けから元気に働く事が出来る。短くても質の良い睡眠をとる事によって、人生が充実して豊かなものになる。
前回 |
次回 |