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コスモス:シーシェル・ピンク
都立小金井公園

2012年10月22日(月)No.88号


『 運 は 心 の 持 ち 方 』


2012年10月22日(月)プロ野球セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージの最終戦が東京ドームで行なわれた。巨人が3連敗の後に3連勝をして、リーグ優勝による1勝のアドバンテージを加えて3年ぶり33度目の日本シリーズ進出を決めた。(日本一は22度目)

2位に10.5ゲーム差をつける独走でリーグ優勝をしながら、短期決戦で3連敗をした。原監督が『徳俵にのった状態』、そこからの逆転勝利、『今日負けたら終わりという状況で時間を過ごせたのは、大きな成長の糧となった』と言っていた。その勝因として原監督は『一人ひとりが起用に応え、しっかりと役割を持ってくれた』とも言っている、やはり選手一人ひとりの結束力なのであろう。

ヤクルトとのファーストステージを制した、中日・高木監督は『(巨人に)一泡吹かせられれば』と。初戦を勝っても『勝ったというより、なんか勝っちゃいました、だね』。打倒巨人の思いは強くても、それが気負いとして表に出ることはなかった。しかし、それが3連勝で変わって『欲が出てきた』と高木監督。よく言われるが、人間は驕りがあると必ず運(ツキ)が落ちる。


コスモス:ピコティ・都立小金井公園

中日は10月24日、権藤博(73)投手コーチの退団を発表した。『監督のイエスマンになるならコーチは要らない』と言い、上司である高木守道(71)監督との衝突。『プロに入って来るほどの選手はみんな素材としては一流であって、その良いところを見つけ、伸ばしてやるのがコーチの仕事。悪いところを直そうとして理論を押しつけると選手を潰してしまう。と言うのがその基本的なスタンスで、特に1軍で投げるような投手に対し、技術は説かない。重視するのは投手のプライドを守ること、ファイティングスピリットを注入する事』。そうした権藤投手コーチの信念から来ていて、監督との乱れがあったかもしれない。

プロのトップ同士が競う戦いは理屈ではないと思われた。調子に乗って来たチームには運が付いたように思われ、ちょっとした欲・結束力の乱れのあるチームからは運が逃げた感じであった。絶体絶命の3連敗後に3連勝したのは運が大きく左右したかもしれない。

今年のセ・リーグ、クライマックスシリーズ・ファイナルステージの勝敗は、両監督の言葉で表すと、(与えられた役割をしっかり持って、謙虚に驕らず欲を出さず努力をする)事が大切で、そこに運が付いたり離れたり、したのかもしれない。これはどんなスポーツでも同じで、仕事も同じかもしれない。運は心の持ち方で決まるみたい、逃がさない様に努力をする必要がある。



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