あおぞら歯科クリニック CONTENTS MENU
トップページ
院長のあいさつ
スタッフ紹介
設備の紹介
医院所在地
診療案内
歯の知識
個人情報の保護
リンク集
サイトマップ

歯の知識

 「食事をする」という事は、人が生きていく為に毎日必要です。ならば、美味しく、楽しく食事ができる事は何よりの幸せです。でも虫歯が有ってはご飯は美味しくありませんね。
 常に皆様の歯が健康であって欲しい、私たちスタッフの願いです。
 その為にも、ひとりでもたくさんの方に歯について、もっと多くの事を知って頂けたら・・・・・。そう考えてこのページを作りました。
 少しづつですが、歯に関する知識、情報を載せていきたいと思います。
第2回目. プラークコントロール
 バイオフィルムという言葉を聞いた事がありますか? 台所やお風呂の排水溝周りなどに付着するぬるぬるした汚れは細菌の温床になっていてこう呼ばれています。お口の中に溜まる歯垢(プラーク)も長時間停滞し成熟すると同じようにぬるぬるした汚れとなりバイオフィルムとなります。虫歯、歯周病はともに「バイオフィルム感染症」と呼ばれ、このバイオフィルムが歯の表面に付着することにより発生、進行していくため、虫歯や歯周病を予防するにはバイオフィルムをしっかりと除去する事、すなわちプラークコントロールがとても重要となります。
 歯垢は付着して間もない状態ならブラッシングなどの機械的な力で落とす事が出来ます。しかし歯垢が硬くなりバイオフィルムとなるとブラッシングだけで除去する事はかなり困難になり、さらにそれが唾液中のカルシウムやリンなどと結合して歯石となると歯科医院での治療でないと除去できなくなります。
 虫歯、歯周病はともに痛みが無いうちに進行していくことがあるので(痛みが出てから虫歯や歯周病が発生、進行していくのなら検診や定期的な清掃をする必要はありませんよね)、知らないうちにビックリするほど進行している、という事も…。
 最近は歯科治療も著しく発展していますが、どのような治療にも限界があり、自分の歯に勝るものはありません。自分の歯や歯茎を維持するためにはご自分の清掃とともに歯科医院での定期検診(歯磨き指導等も含めて)がとても重要なので、最近歯科にかかっておられない方は、是非歯科医院に行ってみましょう。
第1回目. 歯、歯の周りの組織のつくり
 歯は幾つかの組織から成り立っています。それぞれの組織について触れたいと思います。

◎エナメル質…人間の体の中で最も硬い組織で、歯冠部(歯の頭の部分)の外側にある組織です。口の中の刺激から歯髄(歯の神経)を守ってくれています。

◎象牙質…エナメル質の内側にある組織で、エナメル質と比べて柔らかく、象牙細管という肉眼で見えない細い管が無数に通っています。虫歯でエナメル質が溶けたり、歯周病で歯肉(歯ぐき)が下がる事で象牙質が口の中に露出すると、象牙細管を通じて歯髄に刺激が伝わるのでしみるようになる事があります。

◎歯髄…歯の神経。その歯に栄養を供給したり、虫歯や知覚過敏により侵襲を受けた時に痛みを出すことで歯を守る役割があります。歯髄が失われると歯への栄養の供給が著しく低下し、歯が変色してきたり割れやすくなってきます。

◎歯槽骨…歯を支える部分の顎の骨を一般にこう呼んでいます。歯が殆ど動かず食べ物をしっかり噛めるのは、歯が歯槽骨によってしっかり支えられているからです。しかし歯周病になると、この歯槽骨が少しずつなくなっていき歯が動いてきたり歯茎から出血してきたりして、物をしっかり噛めなくなってきます。

◎歯根膜…歯と歯槽骨の間にあって、歯と歯槽骨を繋いでいる靭帯です。物を噛む感触や衝撃は歯根膜で感じていて、歯にかかる力が下の歯槽骨に過剰にかからないように制御するためのセンサーの役割も持っています。