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J32 <研磨・切削> サンドペーパーカッター  (2013.10.26)

 サンドペーパーのカットは、刃物を使ったら刃がすぐに痛むので、折り目をつけて手で裂く方法で行っている人が多いのではないでしょうか?

 私の場合も手で裂く方法でやっていたのですが、2等分、4等分、8等分の場合は非常に簡便な方法で良いのですが、それ以外の場合には寸法を測る必要があり一手間余計にかかります。

 ところで金ノコの刃をサンドペーパーのカットに使うのこちらで見つけました。
早速、若干の改良を加えてサンドペーパー専用カッターを作りました。

 概要は以下の通りです。
(右の写真クリックで詳細写真になります。)

 ・ベースの右端に使い古しの金ノコを留め、さらにガルバリ鋼板を貼り付け。

 ・鋼板の上下端にスケールを貼り付け、スケールにはサンドペーパーの縦と横方向のそれぞれ1/2、1/3、1/4、1/6、1/8のマーク付き(上部の赤字が縦方向用、下部の黒字が横方向用)。

 ・左端にサンドペーパー縦方向の1/2の位置にフェンス取り付け、それ以外のスケールのフェンス用に、裏にマグネットシートを貼り付けたものを用意

 ・ペーパー押さえ用に厚み4mmのラバーマグネットを取り付け。


 任意のサイズのペーパーを素早くカットできるのはもちろんですが、小さな定形サイズがたくさんほしいときには威力を発揮します。

 最近、作業性、経済性、及び耐久性の観点から布ペーパー、耐水ペーパー等を検討中ですが、布ペーパーもカットできることを確認しました。


 ところでこれを作成するにあたり、いつも使っているシートのサイズを測ったら229×278mmと半端なサイズだったので規格を調べてみました。

  研磨紙の日本工業規格はJIS R 6252で、シート外形寸法として230×280mmと規定されていました。 あれっ、と思ったらそのあとに、寸法許容差が±3mmとなっています。
 なるほど、一応規格内か・・・・でもこれじゃぁ、せっかくの超精密カッター(何が?)なのにメーカーを変えたらフェンスライン引き直しじゃないか、トホホ


(2014.11.13 追記)

 木工仲間がちょっとだけ仕様が異なるサンドぺーパーカッターを紹介したのですが、使い勝手は大幅に向上していました。
 
 上の写真と比較してどこが異なるか分かりますか?
 そうです、サンドペーパーが金ノコの下から出ていますネ。

 金ノコと板の間にワッシャーを入れて留めることで隙間が開くので作業台の端に置かなくてもどこでもカットできるようになりました。

 ちょっとした工夫が作業性を大幅に向上させる典型的な例ですね。


 学研のDIY雑誌「ドゥーパ! No.107 (2015年8月発行)」、及び「ドゥーパ!手作り週末木工2016-2017(2017年5月発行)に紹介記事が掲載されました。
リンクはこちらこちらです。


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