←前へ 目次 次へ→


D12 使い捨てブラシ (2018. 8 20)

 最近ホームセンターで水系塗料専用のスポンジブラシを見かけるようになりました。
 試しに使ってみたら結構使えたのですが、水につけっぱなしにしたらボロボロになってしまいました。
塩素による腐食かな?

 先日YouTubeで、ダブルクリップを使ったスポンジブラシを見つけました。
 こちらです。


 早速作ってみました。

 ブラシの柄は端材を使い、ダブルクリップは各種サイズ(挟口が15〜50mm)が残っていたのでそれらを使いました。
 出来上がったのは、15+19、25、32、50mmの5サイズ、4本。

  

 作成のポイントは、

・ 適当な厚みの板にダブルクリップを挟み込んで背の中心点に穴を開け、次いで柄先端部を挟んでクリップの穴をガイドにしてビス用下穴を開けて、最後にクリップを逆さにしてビス止めします。

・ ダブルクリックの厚みより柄は薄くします。
(あたりまえですが、厚ければクリップを開くことができません。)

・ 柄のダブルクリップ接合面はクリップ形状に合わせて凸型にすれば、クリップが落ち着きます。

・ スポンジだけでは”腰”がないので、厚さ0.5〜1mmのプラシートを適当なサイズにカットして、スポンジの中に挟み込みます。

  


 このブラシの特徴は、

・ 何といっても穂先は使い捨てですから洗う手間がいりません。 

・ 言うまでもなく刷毛目は出ません。

・ 経済的です。
 
・・・とは言っても、使い古しのスポンジが無くて、都度買っていたのではどうしようもありませんが、たくさんあった木綿のボロ布を試してみたらスポンジと大差ありませんでした。(右の写真)
 後述しますが、スポンジより優れている面もありました。

 実際に使ってみました。

・ 粘度の低い水系塗料の場合、塗料の含浸量も多く、良好でした。

・ オイルと溶剤系塗料はスポンジの素材によっては親和性がイマイチで相性が良いとは言えませんが、木綿ボロ布は全く問題はありません。

・ 粘度が高い塗料はあまり向いているとは言えません。


 ところで、市販のダブルクリックの最大挟幅は50mmで、大きな面積を塗装するには若干役不足であることは否めません。

 そこで端材の厚さ3.5mmのアルミ複合板(風呂蓋の残骸)で長さ100mmの長方形を切り出して厚さ1mmの”腰(プラシート)”と重ねて、それにボロ布を巻いてクリップに挟み込みましたが、ガタつきもなくこれで充分対応できそうです。



 私の場合、塗装は防腐剤とオイル塗装がほとんどを占めていますので、今後は大幅にこのブラシの厄介になりそうです。



 
余談ですが、極小屋外工房の常で、自作治具には何も考えずに整理整頓用吊り下げ穴を開けてしまいます。
 今回も例外なく開けてしまいました。

 でも、この刷毛の場合ダブルクリックのハンドルがそのまま吊り下げ用のハンドルなるんですねーー

    \(^o^)/











←前へ 目次 次へ→

ホーム | 更新履歴 | 屋内木工 | 屋外木工 | DIY | 工具と治具 | ペット | 掲示板