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D3 FMループアンテナ (2013. 3. 8)


 テレビ放送は2011年にアナログ放送が停止しデジタル放送に完全に移行しましたが、我が家でもデジタル化を期にそれまでのケーブルテレビから自前のアンテナに移行しました。

 ところが思わぬトラブルが発生しました。
と言うのも、それまでFM放送のアンテナ端子には、テレビのアンテナ線から分波して接続していたのですが、デジタル化で周波数帯が異なり同様の方法がとれなくなりました。

 どちらかと言うと、いわゆる”ながら族”なので、それまでは何かにつけバックにラジオ放送、それもFM放送をながしているのが常でしたので、地の底から聞こえてくるようなFM放送では、何も手につかない悲惨な状況と言っても過言ではありません。
過言です!

 そこで、FMアンテナを自作することにして、いろいろ試してみた結果、以下のループアンテナが、非常に簡単、安価、効果絶大でしたので、ご紹介します。


   
作り方は、図に示す通り、単線でループを作り、同軸ケーブルに接続して終了です。
うーぅ、簡単すぎ!
アンテナと同軸ケーブルの接続
ループの長さは、以下の式で算出されます。

ループ長さ=電波の波長×短縮率
     =電波速度/周波数×短縮率 
        ↓ 電波速度=30,000km/sec、短縮率=0.95を代入すると、
     =28,500/周波数<MHz> (cm)

 んっ? 放送局はたくさんあるし、その周波数は76MHzから86MHzと広範囲ですよね。 どっ、どうしたらいいの? 
まっ、まさか、放送局ごとにアンテナ設置??

・・・・心配ご無用です。 
ひとつのループでかなり広範囲に電波をひろってくれるんですね。
 ここでは平均的な周波数の80MHzで計算して、ループ長さは356cmとしましたが、結果的に、これで全ての周波数帯をカバーできました。
 軒下に設置

 設置場所ですがやはり屋外が良いようです。
我が家では、いろいろと試した結果、2階のベランダの上の屋根のひさしの下に電線止めで固定しました。
御覧の通り正円どころかかなりいびつな形ですが、これもかなりいい加減で良いみたいです。 楽ちんですね。

 ループアンテナのおかげで全てのFM局が問題なく聴取できるようになり、従来の平和な生活に戻ることができました。

 めでたしめでたし。





ループと同軸ケーブル接続部 アンテナ端子へ接続

 ループアンテナの”しくみ(理論的裏付け)”については、ブラックボックスで、ほとんど分かりません。

 以下のHPを参考にさせていただきました。ありがとうございました。

   宮澤博士のBlog日記!
   fmラジオ局#受信のつぼ


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