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 J59 <測定・けがき> 分度器  (2019.7.29)

 治具作成時に正確な角度をマーキングしたい場合、従来は三角関数のタンジェントを使い角度/長さ変換をしていました。

 角度測定は小学生からなじんでいる分度器が一番なのですが、それでは精度が出ないので、わざわざ高校数学で習う”サインコサインタンジェント”のタンジェントを使い、「うーむ、こんなところで役に立つのか?」と、変に納得していたわけです。

 ところが、実は分度器もサイズアップすれば、おのずと精度もアップすることに、今さらながら気が付きました。
 おぉー、人生も黄昏てきた今頃かぁー? チコちゃんにコテンパンに叱られてしまいます!

 懐具合に余裕があれば、デジタル角度計やら製図用大型分度器やら、色々あるようですが、・・・・作れるものはできるだけ自作の精神で、ジャイアントサイズの分度器作成です。

(1)分度器の画像は、「USAKOの洋裁工房」からダウンロード。PDFファイルなので拡大しても画質は劣化しません。
 USAKOの洋裁工房さん、ありがとうございました。

(2)オリジナルは360°の円形ですが、できるだけサイズアップしたかったので、A4いっぱいの半円(180°)に拡大して透明フィルムラベルに印刷。 

(3)1mm厚の塩ビ板に貼り付け。
     ← 間に気泡が入らないように、端からゆっくり、息を止めて、酒は抜いて?!

(4)外周部をトリマーで整形。 → 結果的に直径は276mmになりました。

 これで角度関連の計測器は、市販品のプロトラクター、自作の角度計自由スコヤを合わせて4種類になりました。
 適宜状況に応じて使うことになります。

 このジャイアント分度器、作ってはみたものの、これから役に立つ機会があるのかな〜?
 (・_・;



   (2019.8.18 追記)

 分度器を作成してまだ1カ月も経っていませんが、上総木工交流会で最小目盛が0.2度という超精密分度器フリー画像が紹介されました。

 こちらのサイトからダウンロードできます。

 これから作ってみようと考慮中で、且つ視力もまだしっかりしている方にはお勧めです。
 
 UEDさん、ありがとうございました。
自作前に紹介していただけたら、ありがとうの3乗だったのですが・・・(笑)


 
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