J61 <固定> クランプ | ||
ノコギリ、あるいはドリル等の工具を使用するときに、始めに加工しようとする材料をしっかり固定することが、安全性と加工性の点から最も基本的な操作と言えます。 また、接着工程でも接着剤硬化までの材料の固定が必須です。 材料固定にバイスあるいは各種クランプを駆使していることと思いますが、ここでは小さな工夫、あるいは手作り品等を紹介します。 J61-1 クランプ当て板 J61-2 大型Fクランプ J61-3 作業台用クランプ |
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J61-1 <固定> クランプ → クランプ当板 (2013.3.4) | ||
クランプはそのまま使うと板材に”凹み傷”をつけてしまう場合があり、それを防ぐため板を一枚挟んでいる人は多いと思いますが、都度適当な端材を探したり結構面倒です。 そこで・・・・・・ ・ フェルトか当板を接着剤で貼り付ける、あるいは直接ビスで留めます。 板をビスで留められるならその方が確実です、接着は何回か使っているうちに取れてしまいます。 ・ 磁石付きの当板 磁石付き当板を用意しておくと、当板を使う際に一手間省けます。 本アイデアはネットで見たのですがどこのサイトだったか忘れてしまいました。 m(__)m 最初はフェライト磁石(黒い磁石)を使ったのですが、磁力が弱くて使っている最中によくぽろぽろ落ちてしまい、ネオジム磁石に変更しました。 板材と磁石の接着は瞬間接着剤、エポキシ系充填材、そしてこれらの併用といろいろとやってみたのですが、いずれも何回か強く締め付けていると磁石が剥がれてしまいます。 ・・・・ということで、あまり勧められません。 ・ ラバーマグネット ラバーマグネットをそのまま当板として使います。 4.5mm厚のものをネットで購入して25mm角で使っていますが、表面の滑りが良いのでクランプを締め込むときに結構いけます。 磁石付当て板より使い勝手は良い感じがします。 : : : 現状、最も使い勝手が良いのは最初に紹介した当て板を直接ビスで留める方法です。 |
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(2008.11.2 追記) ネオジム磁石の板材への取り付けについて、接着が難しくて「あまり勧められません。」と書きましたが、実は0.数ミリほど小さい径の穴を開けて磁石を打ち込む単純な方法で解決します。 ネオジム磁石はいろいろなサイズが安く手に入り、現在はほとんどこの磁石でだけで事足りています。 ・・・・だいぶ前に解決してたのに、追記を忘れてました。 m(_ _)m ゴメンナサイ! (^^;; 超お勧めです! |
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J61-2 <固定> クランプ → 大型Fクランプ (2014.2.25) | Top ↑ | |
現在使用中の最大のクランプは有効スパンが45cm位ですが、これではサイズが間に合わないものもでてきます。 工具類の収納に四苦八苦しているわけですから、使用頻度が少ない大きなクランプを用意するのも二の足を踏んでしまいます。 ここで、またまた”のほほんさん”のお知恵拝借です。 支柱部に1x2材を使った着脱式クランプをそのまんまコピーです。 m(_ _)m 写真は、ベッドのフレームを接着しているところです。 欠点?は用意しておいた支柱用の1x2材を直ぐ他の材料として使ってしまい、いざクランプというときに手元になくて新たに1x2材を買ってこなくてはならないこと。 大変役立っております。 ありがとうございます。 詳細はこちらです。 |
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J61-3 <固定> クランプ → 作業台用クランプ (2014.2.25) | Top ↑ | |
作業台上で基材を任意の位置で固定する場合のクランプですが、前項の大型クランプ用のアジャスターをそのまま流用できないかと、ない頭を絞りに絞って熟考した結果、つっ、ついに閃きました。 ・・・・というほどではありませんね。 作業台に固定するための軸にを8Mの寸切ボルトを使い、アジャスターに組み合わせられるように2バイ材に鬼目ナットを埋め込み、ボルトを取り付けました。 ・・・説明がよくわかりませんが、写真を見てください。 作業台の適当な場所に8mmの穴を開けておき、そこに8Mボルトを差し込んで、作業台の上に置いた材料をアジャスターで締め付けます。 締め付ける材料が厚くなると、8Mボルトではちょっと頼りない気がします。 次は10Mのボルトにしよう! |
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(2016.3.23 追記) 作業台の更新に伴い、上記のクランプはM10へサイズにアップしましたが、この機会に専用クランプも作成しました。 アジャスターボルトとノブスターが余っていたので、その転用も作成の動機です。 何用に購入したのか、だいぶ前のことで忘れてしまいましたが、・・・・・・(ボチボチ危ない) 厚さ25mmの集成材の端材、M10サイズのノブスターと寸切りボルト、M8サイズのアジャスターと鬼目ナットが主な材料で、アジャスター部には当て板をビス留めしました。 こんな時のために穴開けした”抜けがら(なんて云うのかな?)”を捨てずに残してあります。 使用中の写真は、滑り止めシートを下に敷いています。 学研のDIY雑誌「ドゥーパ! No.118 (2017年6月発行)」に紹介記事が掲載されました。 こちらです。 |
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