N10 パーティション (2004. 5. 23) | ||||||||||
パーティション、いわゆる衝立、間仕切り板です。 今までの作品は、自分で作りたいものを作ってきたのですが、今回初めて制作依頼がはいりました。サイズはこれこれで、材質はこんなもので...と、結構細かな注文が付いています。 作品制作の面白味の半分は、作るまえの設計と言えます。どんな形、どんな仕掛け、どんな工夫をしようかと、いろいろと考えるのが楽しいのですが、そんなわけで今回は考える楽しみはありません。(本当は、ろくな考えが浮かばず、毎回、結構苦しんでたんじゃないの?....) 目隠し部は、軽くて結構丈夫なプラスチック段ボールです。値段も安く、いろいろと他にも使ってみたい材料のひとつです。これを白木の木材を枠にして自立するようにすればいいわけです。 材料を寸法にカットして、角をカンナで少し落とし、汚れ防止のニスを塗ります。乾いたら、ビスでプラスチック段ボール板を挟み込みながら、角の直角に注意してビスで留めるだけです。段ボール板の外側には、同じ厚さのベニヤを挟み込み枠内に固定しました。 脚の部分はベッドと机の間に隠れて見えないとのことで、ウッドデッキの下にストックしてある端材を使い、自立するようにしました。 写真にあるように、底に取り付けた脚支え用水平板が左右で台形が上下逆になっています。これは決してデザイン上の問題ではありません。ただ単に最初にいい加減に取り付けたら水平がしっかりとれていなかったため、一方の水平板をやり直した際、空いてしまったビス穴のせいで上下逆に取り付けざるを得なかったからです。なにせ、見えない部分です。機能が第一です。丈夫なら良いのです。美しく作っても誰も見てくれません。...(別に、失敗の言い訳しなくても....) 依頼主は、うちの脛齧娘(スネカジリ)。だから代金は取れません、...と言うか、元を辿れば私が汗水流して稼いだお金。こんな半端な作品にお金は払えません。 だから、もちろん見えない部分は、機能さえしっかりしてたらどうでも良いのです。 ●制作メモ サイズ=950W×1,250H(mm)、目隠し部は950×850mm ●概略予算 1,300円
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