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N61 キッズダイニングチェア  (2023.3.8)

 親戚筋の依頼で作った子供用イス
・・・ と言うか、イスを欲しがっていたので簡単なものを想定して「そんなの作ってやるよ!」と大見得を切ったら、こんなイスが欲しいと提示されたのが、成長に合わせて座面を5段階に調整できるKitocoのキッズダイニングチェア

 うー、想定していたイスより難しそーー (-_-;)

 何事も挑戦しないと進歩もありません ・・・・ とチャレンジすることにしました。

 前向きですねぇ ーーーー (笑)







 Kitocoのイスをモデルにコピー品を作成します。
 (右の写真が今回作成したコピー品)

 最初に手持ちの板材をチェックしました。
 40×250×1820mmの無塗装の棚板用集成材が眠っていたので、その半分を使って角材を切り出して、フレームに使います。
 背板、座板そして足置き板は市販のパイン集成材、接続金具のボルト、ナットは新たに購入します。

      


 脚の傾きを75°、脚同士の接合はホゾ継ぎとします。
 主な使用工具は丸鋸テーブル、トリマーそしてボール盤です。

 作成手順は以下の通り。

 @ 40mm厚の棚板を縦方向にカットしてフレーム用の角材作成。

       

 A 角材とパイン集成材を所定のサイズにカット(4本の脚の端部は75°)
   但し、詳細な図面は描いてないので、桟等一部の材は長めにカットして最終的に現物合わせ。

 B 背板、座板及び足置き板をフレームに固定するための加工。
   脚にボルト用の穴をボール盤で開け、板を嵌め込む溝をルーター16mmφディッシュビットで切削。

 C フレーム同士の接合用ホゾ加工。
   ホゾ穴はボール盤で、ホゾは丸鋸テーブルで加工。
   転んでいるホゾは専用の治具を作成、あるいはこちらを治具を改良して加工。

   

 D 右脚、左脚の接着接合。
   背板、座板の裏に固定桟を接着(背板はダボ、座板はビス併用)。

  

 E ウレタン塗装して完成。
   接着後の全パーツが下の写真、組み立てたのが先頭の写真。
   出来上がり寸法は、幅485×奥行(脚)520×高さ800mm。
   座面高さが420〜540mm、足置き板高さが150〜340mmの各々5段階調整。

         


●概略予算

 合計5,800円

  ジョイントボルト小頭 2,000円   M6×40mm 6本、50mm 6本の計12本
  ジョイント丸ナット 800円   M6×13mm、計8ケ
ジョイントナット 400円   M6×12mm、計4ケ
パイン集成材 2,600円   15×500×600mm

 その他、手持ちの40×250×900mm集成材、木工接着剤、ダボ、ウレタン塗料等


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