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N8 梯子の帽子掛け    (2003. 3. 8)

 私は、物事、まず格好(姿、形)から入るたちです。帽子掛け1
 
 例えば水泳を始めるとなると、キャップは布製ではなく、そこらではなかなか手に入らないイラスト入りのシリコンキャップでなくてはならず、これを被ることで、「俺は水泳の名手だ、名手なのだ、....」と自己暗示にかけ、例えば、ピアノを始めようと思うと、体を揺すり、時には鍵盤に指を叩きつけるように、そして表情豊かにすることで、「私はあのショパンなのだ、ショパン...」と自己暗示をかけ、例えば、英語を上手くなろうと思ったら、口を開く前に肩をすくめ手を広げて、「ワッタシ、ニホンゴ、ヨクゥ、ワッカリマセーン」的雰囲気で...と言った具合で、要はまず自分自身を騙すことから始めるわけです。
 これは、まぁ、何か新しいことを覚えようとする際には、それなりに有効な方法だと、思っているからなのですが....
 (他人から見たら、ほとんどの場合、ただの間抜けにしか見えません。)

 逆に言うと、身につけるものに非常に影響されやすいたちなので、気分を変えるのには、帽子は非常に手軽な小道具と言えるわけです。

 ...で、気が付いたら結構、帽子が増えていました。

 ...で、次に気が付いたら、まるでイワシの頭にたかるハエのように、玄関先に置いていたゴルフバッグの頭の部分が、帽子で見えなくなっていました。帽子掛け2

 ...そこで、今回は帽子掛けです。

 玄関の靴箱の横が空いていて、そこに傘立てが置いてあるのですが、その上の空間が使えそうです。
 最初は、靴箱の側面とその対面の壁に、梯子状の帽子掛けをピッタリ固定する案を検討しましたが、傘立てに入りきらない傘を靴箱の側面に掛けることにしたので、固定案をキャンセルして、上から吊すことにしました。 

針金のフック 
 例によって、フックは2.5mmφのステンレス針金細工で間に合わせます。写真の5の字形のフックは、上部枠に上下に貫通する穴が開けてあり、そこに設置する為のフックで、それ以外は全て中段の丸棒用です。
 安定感を出すために、近所のスーパーで買った甘夏みかん4個入りのアミ袋に小石を入れて重しとしました。

 この、吊り下げ式帽子掛けのひとつのウリは、裏と表の両面を使えるので、季節により使わない帽子を裏面に掛けておける事でしょうか。

 しかし、改めて見てみると、キャップが多いなー。
 若い格好をして、「よっこらしょ」「どっこいしょ」と思わず口をついて出ないようにとの思惑が見え見えです.....................


●制作メモ帽子掛け拡大
 
・サイズ
 400W×660Hmm

 19T×38Wの角材を枠に使い、15mmφのラミン丸棒を横棒として入れました。枠の接続部に歪み帽子防止に三角材が付いてますが、これは実際はあまり効いていません。まぁ、飾りみたいなものです。吊り下げは麻縄を使っています。
 余談ですが、傘を下駄箱に掛けるに当たり、下駄箱の天板の縁に角棒を打ち付けて、傘が不用意に落ちないようにしています。


●概略予算

ラミン丸棒 240円
枠材 250円

  
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