P2 金魚 (2002. 11. 29) | ||
金魚なんか紹介してどうなるのかなー? それも、ありふれた種類ばかりで。 .....と、思いながらこの稿が始まってしまいました。 最初は、熱帯魚を買ってみようと思い、水槽一式を買い込んだのは、だいぶ前になります。ネオンテトラ、スマトラ、グッピーなどを飼ったのですが、皆死なせてしまいました。混泳、水質は気を遣ったつもりなのですが、やはり何か欠けていたのでしょうか。かわいそうなことをしました。 それから、随分経ちましたが、気がついたら金魚が5匹泳いでいます。結局、土着の魚がこの水槽環境には最も馴染んでいると言うことになりますか。 .....ここまで書いたら、娘が覗き見をして、最初は金魚から始まったと主張し、その証拠品「○原市の文集」を持ち出してきました。そこに小2の時の娘の作文「わたしの金魚」が載っていました。すごく良くできてるので、...と言うか、親バカチャンリンを遺憾なく発揮して、一部転載します。 学校から帰ってみると、金魚がバケツの中でおよいでいました。 お母さんは、にわで水そうをあらっていました。 わたしは、金魚をかう時、とうぜんヒーターやエアポンプなどがひつようなので、お母さんがかってきたとおもっていたのにありませでした。 そこであわてて 「お母さん、エアポンプとヒーターもかってこなくちゃ。早くしんじゃうのに。」 といったら、お母さんは、 「まあ、たいへん。もう1回、おみせに行かなくちゃ。」 といったので、わたしはしゅくだいをやらずにおみせについて行きました。 おみせにつくと、すぐにペット売り場に行きました。ねったい魚がたくさんおよいでいたので、きれいだなあと思いました。なんだか、ねったい魚もかいたくなりまいした。でもねったい魚と金魚は、いっしょにかえないのでしかたがありません。 ヒーターやエアポンプなどばらばらにかおうと思ったけれど、セットのをかいました。お母さんは、ねだんが高いので、ブルブルッとふるえたようでした。 ・・・・・・後略 どうも、はるかいにしえのこととて、忘れていました。最初の文章は訂正して、金魚に始まり、途中、熱帯魚に移り、結局金魚に戻った...というのが、正解だったようです。 現在の居候を紹介しましょう。一匹だけ大きくて、これがこの水槽のボスで、お祭りの金魚すくいで娘がすくってきたもので最古参です。 写真には「和金」と入れてしまいましたが、いろいろ調べてみると、どうも和金にしては尾が長すぎます。うちのボスは、和金と下のコメットとのあいのこなのかなー? 和金は、形態が原体のフナに最も近い種類で、「ディスイズアフィシュ」というか、幼稚園児に魚を描かせたらこんなんだろうと言う、もっと魚っぽい形です。 コメットは、アメリカで作られた金魚で、写真に漢字を入れ忘れましたが、米国の米と斗で「米斗(コメット)」と書きます。...なーんてことは無いか、うそうそ。 コメットはもちろん彗星の意味です。ぴったりの名前ですね。ほんとに尾が流れる彗星のようで、私の好きな金魚です。 コメットは、下の写真に写っているのと合わせて合計2匹。 朱文金は、えーと、朱文金です。 赤、黒、白、銀などのまだら模様がきれいな金魚です。体型は和金に似て長いフナ尾になっています。 琉金は、中国から、琉球を経て日本に入ってきたことが、名前の由来となっているとのこと。しかし、こんな優雅な形をした魚って、そうそういるものではありません。左右に扇のように開いた尾は、まさしく自然の妙と言えるのではないでしょうか? 海外でも、ベールティル、リボンティルなどと呼ばれて人気を集めているのもうなずけます。 気がついた人もいるでしょうが、うちのボスは側面に赤いこぶがあって、腫瘍の赤色腫だと思うのですが、適当な治療もできなくて、ずーとそのままです。伝染しないから、私の見立てもまんざらじゃないと思うのですが...。 この際、赤星金暮守とでも名前を付けようかなー。 白点病や尾腐れ病の予防には、時々、メチレンブルーと食塩を使っています。 メチレンブルーは水が真っ青になり、深海の金魚みたいな幻想的な雰囲気になるのですが、これが見たさに使いたくなるのって、やっぱ邪道かなー。 |
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