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P3 燕(ツバメ)   <2002. 11. 29>

    燕
 
 我が家にやってきた小鳥たちを、このペットコーナーに入れるための強弁として、これら小鳥たちを「放し飼いにしているペット達」と定義します。(何という人間のおごりでしょうか)
 今までも他のコーナーでさんざん強弁をかましてきましたから、ここは誰が何と言おうと、堂々と宣言しましょう。


 そこで、放し飼いにしているペット達、第1弾、ツバメです。

 放し飼いといっても、ツバメの場合は、秋の雁に対する、春の代表的な渡り鳥ですから、ちょっと避寒にフィリピンからマレーシア等の東南アジアまで行っちゃうわけで、そのスケールが違います。

 但し、森昌子の唄に、♪ヒュルリ ヒュルリララの「越冬つばめ」という曲があるように、日本で冬を過ごして、「渡り」をしないのもいるらしいのですが、うちのつばめは鳴き声に英語訛があるようなので、おそらくフィリピンあたりまで行ってるのではないかと.....(ツバメは同じ巣の戻る習性があります。)

 ここで、ツバメの基礎知識....、
  学名;Hirundo rustica
  英名;Swallow
  分類;スズメ目ツバメ科
  特徴;全長15〜18cm、燕尾服でお馴染みの深く切れ込んだ尾、
      背面の黒、白い腹、赤いのどと額

 夏から初秋には河原のアシ原にたむろして、時には数千〜数万羽にもなることがあるそうですが、見てみたいものです。

 我が家では、ツバメは春を告げる大事なペットです。
 

 言わずもがなのPS:

 「越冬つばめ」は、森昌子じゃなくて、中澤裕子でしょっ、と怒ってるそこのあなた、これは間違いではありません。
 森昌子のうたを中澤裕子がカバーしているんですね。やっぱり、♪ヒュルリは森昌子が眉間に少ししわを寄せて唄わなくっちゃーネ。
  
  (2020.7.13 追記)

 2,3年前に巣が天敵(カラス?、雀?)の襲撃で半壊して、それ以降来ていなかったのですが、今年は久方ぶりに巣作りが確認できました。

 以下、小学生に戻った気分で夏休み自由研究風観察日記です。

5/26 (0日) 玄関灯の上に営巣開始。 前日は様子を見ていたが、ここに決めたようだ。
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5/28 (2日目) 巣が丸2日でほぼ完成(早っ!)。
材料は泥と枯草で写真はまだ乾燥前。

つがいだと思ってたら3羽が協力してた。 えっ!どーゆう関係?
6/05 (10日目) 抱卵開始? たまにオスが交代するらしい。
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6/20 (25日目) 卵の殻が落ちているのを発見。孵化した模様。

殻は非常に薄くて、ノギスで測ったら約0.05mmで髪の毛くらい。
ついでに鶏卵も測ってみたら0.35mm。
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7/06 (41日目) 雛は5羽、今にも巣からはみ出しそう。
巣立ちは近い!
 
1羽は巣の外に糞をしているところ。
7/08 (43日目) 酷い暴風雨の中、3羽が巣立ち。
夕方には全て帰巣。
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7/09 (44日目) 8時頃には巣は空っぽで、近くの電線に留まっていた。
1羽は飛び立てなくて巣の下でよちよち歩いていたが、その後無事飛びたてた。
 
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7/13 (48日目) 連日の強風の中での飛行訓練、2日前まで2羽だけが巣で寝ていたが、昨晩は1羽も戻らず、ようやく本来の巣立ち。
巣の中を覗いたら枯草がちょっとあるだけの簡素な住処。

 ・・・・ 来年からまた毎年来てくれるでしょう!

 
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