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S9 テーブルとベンチ (2003. 2. 1)

テーブルとベンチ ウッドデッキを作って一番喜んでるのは、かみさん。
 朝起きてみたら曇り空で、雨が降りそうだなーという日でも、屋根付きウッドデッキに付属する物干し掛けがあるので、思い悩むこともなく、「NO天気」で洗濯物を外に干せるのです...

 ところで、我が家はオートキャンプが好きで、子供のおしめが取れる前から、5月のゴールデンウイーク、夏休みと、あっちこっち出かけては、テントを張っていました。

 最近は、娘達が相手をしてくれなくなって、キャンプはすっかり御無沙汰になってしまいましたが、その分、少しでもアウトドアの雰囲気を、と言うことで、ウッドデッキでのバーベキューが我が家の行事に加わりました。

 アウトドア道具は、お陰様で何でもそろっています。実は、私のアウトドア指向は、オートキャンプ以前の山登りまで遡り、そのころから使い込んだ道具が、今でもしっかり現役です。
 ...とは言うものの、庭先でのバーベキューで使えるものは、折り畳み式のテーブルとイス(テーブル付属の腰掛け4脚と、パイプ枠のテラスチェア4脚)、ガスランプ、それに屋外用蚊取り線香くらいでしょうか。

 ところで、バーベキューを庭先のウッドデッキで始めてみると、人間わがままなもので、自然のなかでは不自由だとは思わなかったことが、いろいろ気になってきます。
 曰く、テーブルが小さい、イスの座り心地が悪い、バックグラウンドミュージックがない、....
 
 ちょうどテラスチェアの布が破れかけてきたのをきっかけに、テーブルとベンチを作ることにしました。
 
 はじめはテーブルです。
 テーブル1 テーブル2

テーブル3 狭いウッドデッキに置かれるので、普段は小さく畳んでおいて、バーベキューの時だけテーブルを広げられるようにします。
 
 テーブルの拡張方式にはいろいろ考えられますが、バーベキューの時には、蝶番を付けて下に垂らしておいたテーブルを水平にして、脚の横に垂らしておいた支えをあてがって固定するように工夫しました。
 
 テーブルの中央には蓋を開けて、コンロを載せる中段の棚を一段上げて、炭のコンロが顔を出すようにしました。


 次いで、ベンチ。
 ベンチ1 ベンチ2

 これも、いざという時(どんな時じゃ?)に、簡単に取り外せる構造を工夫する事にしました。屋根の柱2本を、そのまま利用して、そこにベンチの一方を載せる受けを付けて、ベンチの内側に畳まれた前方の脚2本は、脚底に付けたダボをウッドデッキに開けた穴にストンと差し込むことにしました。

 今回の塗装は、屋外ゴミ箱にも使ったキシラデコールのタンネングリーンにしました。お陰で、ウッドデッキの上で、自分自身の存在を控え目ながら主張できてるようです。

 家族分には、破れかけたテラスチェアで間に合わせているもう2脚分の椅子が必要です。そのうち作らなくちゃ...



●制作メモ
 
 テーブルの拡張部の支えは、寸法を正確にカットしないと、テーブルの傾きや、がたつきの原因になります。
 ところで、今回はそんなにいい材料は使っていないので、多少の板の歪みはしょうがありません。そんなわけで、最後はやはり得意の現場合わせとなってしまいました。

・サイズ
 テーブル=740〜1,160W×700D×700H(mm)
 ベンチ=1,380W×470D×410H(mm)

・材料
 テーブル
  テーブル面=19T×63W×700L(mm)×17本
  中棚面=19T×63W×560L(mm)×5本
  脚=33T×70W×680L(mm)×4本
  枠=33T×70W×700L(mm)×6本
  支え、他=33T×45W×700L(mm)×2本、×360L(mm)×4本  

 ベンチ
  座面=19T×63W×1,380L(mm)×7本  
  脚、枠=33T×70W×470L(mm)×2本、×1,310L(mm)×2本、
        ×390L(mm)×2本


●概略予算
  9,500円
   
  材木    9,000円
  その他    500円

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