不整脈
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病態
洞性不整脈
洞房結節が異常をきたしている。代表的なものは呼吸性不整脈である。
・呼吸時→徐脈になる。
・吸気時→頻脈になる。
心房性期外収縮
洞房結節の作る規則的な拍動とは別に、他の部位から刺激が始まり、
心臓が洞房結節からの刺激よりも早く収縮してしまう。
心房性頻拍
心房が勝手にペースメーカーのように動きだしてしまう。
心房粗動
規則的な上室性頻拍。
房室結節の所でフィルターがかかるので、速いレートはそのまま伝わらず抑えられるのでそこまでひどくない。
血液は駆出できている。心電図は、鋸歯状を示す。
心房細動
心房のいたるところでたえず不規則に興奮が起こり、痙攣した様な状態となるためきちんと収縮できない。
そのため、血液を駆出できない。
放っておいても平気だが、血栓ができて脳へ行き、塞栓となってしまうのが怖いので治療の必要がある。
心室性期外収縮
正常健康者でもしばしばみられる。気にしなくてよい。特に、コーヒー、不眠などが原因となる。
心室筋における異所性の刺激生成によって、通常の場合よりもはやく心室が収縮を起こすもの。
不整脈の中で最も多い。治療の必要性はない。
心室性頻拍
@単形成心室頻拍
心電図は一定。多形成心室頻拍に移行することがある。
A多形成心室頻拍
死ぬ前の状態。ヤバイ。
心電図は、1拍毎に変化。Tdp(トルサデポアン)が起こる。(QTの過度の延長による。[不応期延長によりQTは延長される。])
心室細動に移行することがある。
心室細動
心室筋が、細かく不規則に収縮を起こす為、収縮しきれずピクピクと痙攣している状態。
その為、血液を十分に駆出できない。
徐細動器を使用する。なければ、胸をポンポンたたいてあげる。
徐細動施行まで心臓マッサージと人工呼吸を行って、循環を維持しておく。
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