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肝臓


肝腫瘍
肝細胞がんと胆管細胞がんがある。
肝腫瘍は胆管でもどこでも肝を構成している組織であればできる。
何種類かあるが、そのうち95%は肝細胞がん(実質)である。
胆管細胞がんは、肝臓内の胆管上皮にできる腺がんである。


予防としては、まずC型肝炎・B型肝炎を防ぐ事!
→なぜなら、肝細胞がんは肝硬変と合併し、それから移行して生じるため、
B型肝炎・C型肝炎(特にC型)に由来するものが大部分(95%)を占めるため。


肝がん腫瘍マーカー

*アルファフェトプロテイン(AFP)*
AFPは胎児性蛋白の一種で、成人での基準値は10μg/ml以下。
1000μg/ml以上の高値になると、肝がんの可能性が考えられ、早期発見に役立つ。


治療

@切除:切れるんだったら切っちゃう。
Aエタノール注入:エタノールで固定(ホルマリン漬けみたいな。。。)
温熱療法:熱に弱いので殺す。
B肝動脈を閉塞:がん細胞に血液が行かないようにする事で、栄養や酸素が行くのを防ぐ。
後は、薬でひょうろう攻めに!!!
last:移植

●マーカー●
・GOT(ASP):様々な臓器に含まれている。
・GPT(ALT):主に肝臓に含まれる。肝疾患のマーカーとなる。


HBVマーカー
[HBs抗原:ウイルス外側被膜の抗原・HBc抗原:ウイルス本体の抗原・HBe抗原:ウイルスの最も内側の抗原]
・HBs抗原+:B型肝炎ウイルスが存在する事を示す。
・HBs抗体+:過去に感染したり、ワクチンによる免疫を示す。

・HBc抗体+:過去におけるウイルス感染や感染状態が知れる。

・HBe抗原+:ウイルスが大量で感染性が強い事を示す。
・HBe抗体+:これが高いと、ウイルスの増殖は少なく感染性が弱く、発症することも少ない。


HCVには中和抗体が作られないので、ワクチンが存在しない。
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