三原自然体験の会

151128
大竹市栗谷町小栗林 三倉岳(702メートル) B級

キャンプ場の駐車場 〜 Aコース 〜 夕日岳 〜 Aコース 〜 キャンプ場の駐車場
蛇喰磐



2015年度 第8回の自然体験の会は、11月28日(土)に開催しました。

8時、三原市中央公民館を出発、途中宮島SAに立ち寄り
登山口のキャンプ場駐車場に10時15分ころ到着しました。
ちょっと気温が低く雲行きも怪しげでした。
 
(左)駐車場           (右)管理棟:屋根に薄ら雪

(写真)駐車場から三倉岳〜左から夕日岳・中岳・朝日岳
管理棟に登山の届を提出し登山開始です。

Aコースで夕日岳に上り、同じAコースで下山することにしました。

(写真)目指す夕日岳(左の頂上)へ出発
駐車場からは、Bコースの登山道となっています。

Aコースには、4合目で横切って入ります。

(写真)Aコースへの標識
(多くの場合、Bコースと呼ぶ「朝日岳→中岳→夕日岳」を登山して、
Aコースと呼ぶ下山コースで帰る行程にするそうです。)

(左)4合目から夕日岳      (右)4合目の案内板
11時:4合目
4合目あたりまでは、緩やかな山道で植物観察しながら快調に進みました。

(写真)4合目あたりでの観察
この後、頂上までは急な石段の坂道で標高がどんどん上がります。

(写真)6合目あたりの登山
11時50分7合目:メンバー全員ヘトヘトだったと思われます。
植物観察もほとんど無しでした。
12時15分、なんとか9合目へ到着

(写真)9合目休憩 見上げる方向が頂上の10合目。

12時30分、とうとう夕日岳の頂上へ来ました。
空気が澄んでいて冷たい。
ここで昼食です。
昼食後、頂上の花崗岩の先端から下方や遠方を眺望しました。
(先端へ行ったのは全員ではない。)

(写真)夕日岳の頂上

13時10分ころから下山です。
登りより楽とは言え、急傾斜の下りでひたすら降りるだけでした。
少し余裕が出てきて、周りを観察できるようになったのは5合目以降でしょう。

(写真)下山の観察14時30分ころ
三倉岳を出発したのは、15時10分でした。

(写真)駐車場出発

帰途、蛇喰磐へ立ち寄りました。

(写真)蛇喰磐
ここは、山とは全く違う自然でした。
すべすべと磨かれたように見える花崗岩の岩盤。
岩盤を蛇行する川を流れる澄んだ水。
なんと言っても見どころは、蛇が喰ったという謂れの甌穴。

帰りはバスが運んでくれます。いつものように楽しみの小谷SAに立ち寄りました。
秋の日のつるべ落としで暗くなってしまった18時、中央公民館に到着しました。

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観察した植物

この時季の三倉岳でよく見られたのはハイノキでした。
 
ハイノキ 151128 三倉岳

頂上付近には、オオイワカガミの群落がありました。
花期の様子がうかがわれます。

オオイワガガミ 151128 三倉岳 

ハナゴケ
下の写真の珍しい花様のものを見つけました。
調べると、これはハナゴケ科ハナゴケ属の地衣類
地衣類は菌類であって植物ではない必ず藻類と共生している。

アカミゴケ (小赤実苔)? 151128 三倉岳
ハナゴケで調べてみて、種はいくつもあるようですがアカミゴケでいいのではないかと思います。
茎のように立ち上がっている下の方には、葉の形のものが付いています。


観察植物
アカシデ イヌツゲ イワガラミ ウラジロ エゾユズリハ オオイワカガミ カゴノキ カナメモチ クロモジ コアジサイ
コウヤボウキ コガクウツギ コシアブラ コシダ コナラ シキミ シシガシラ スノキ ソヨゴ タブノキ
ダイセンミツバツツジ ツルシキミ ツルリンドウ ネズミモチ ハイノキ ハナゴケ バイカツツジ ヤブコウジ
ヤブツバキ ヤブニッケイ ヤブムラサキ リョウブ


ツルリンドウ 151128 三倉岳 ヤブコウジ 151128 三倉岳
三倉岳の岩石
花崗岩
頂上の石 151128 三倉岳
大きな花崗岩の塊り
風化が進んでいる。
頂上の石 151128 三倉岳 
松が頑張って生えている。
以前は、ここへも鎖で登ったらしい。
 里見滝? 151128 三倉岳
途中6合目あたりの岩石
 
蛇喰磐の岩石
花崗岩 
蛇喰磐 151128
川幅の幅では、平坦に浸食されている
とことどころ甌穴がある
蛇喰磐 151128
底に円形の穴がある。
その中に丸い石がとらわれている。
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