2016年度 第10回三原自然体験の会

2017年3月25日(土)
屋島(高松市) 


行き (8:00)三原市中央公民館発 → 与島SA経由 (11:10)屋島駐車場着
観察 : (11:15)北嶺へと観察開始 → (12:50)屋島北端展望台遊鶴亭着 →
引き返し → (14:00)南嶺の屋島寺(第84札所) → (14:15)屋島発
 → (14:25)うどんのわら屋着(昼食:年度最終月の懇親会)
帰り (15:15)帰路 → 与島SA経由 (18:10)三原市中央公民館着

活動の概要

三原市中央公民館発、途中与島SAに寄り、屋島の駐車場へ到着しました。

   
(左の図は、高松市創造都市推進局 観光交流課の
ホームページから借用しました。)



バスが到着したのは、図の丸囲みの下の方の駐車場です。
ここから北嶺へと観察開始しました。
途中から山道(図では黒線で中央の道)を通りました。
歩道の最北端に展望台があり、遊鶴亭と名づけられています。
そこから、鬼が島と言われる女木島など瀬戸内が展望できます。

引き返しはほぼ赤い道を通りました。
図の右手が壇ノ浦の戦いの場所や安徳天皇社となります。
歩道からこれらを俯瞰できます。

南嶺に帰って四国八十八カ所の第84番屋島寺へ行きました。
ここで屋島の活動は終わりです。

三原から遠地のため到着時刻も11時と遅くなり
観察の関係で遅い時刻になりました。
今年度最終回の三原自然体験の会の行事であり、
うどん県として売っている香川県まで来たので、
昼食会はうどんの会食でした。
2016年度の活動を振り返って皆さんの感想が出されました。
4月から新年度が始まります。



上の図で示した経路に従って、写真をごらんください。
屋島の歩道はきれいに整備されています。

 
(写真)屋島の歩道

私たちは、間もなく山への道に入りました

 
(左)山道へ          (右)山道でもやさしい
途中、北嶺の頂上付近では叩くと高い音のする岩石がありました。
赤色がかった安山岩です。

歩道の最北端の展望台へ到着

 
     (左)展望台(遊鶴亭)      (右)展望台から女木島

(写真)展望台から瀬戸内(東方)を見る

(写真)屋島の最北端の海辺へ行く道もありそうでした

引き返して南嶺に向いました。
帰りは整備された歩道を歩きました。
南嶺にに帰って、屋島寺へ行きました。
第84番札所であり、遍路姿の方も多くいました。


(写真)屋島寺

ここまでで屋島の活動を終え、遅い時刻になりましたが、
全員でうどんの昼食会兼年度最終の懇親会をしました。

(写真)昼食会の会場 わら屋

会員皆楽しく会に参加でき、次からの活動が楽しみと言う感想が出されました。
この1年、無事に活動を終えることができました。
今後もよりよい活動となるよう、少しでも改善したいものです。

帰りは与島SAに立ち寄って、三原中央公民館へ帰着しました。

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観察した植物
イヌガシの花を見つけたことが今回一番の出来事でした。
カシと名前がついていますが、クスノキ科シロダモ属の植物です。(葉の写真も掲載しています)
シロダモも観察できましたが、イヌガシとの差異が多くあるようです。
次の話題はダンコウバイの花です。春先の黄色の花が数種ありますがダンコウバイとわかりました。
コウヤボウキが群生していました。ヒサカキの雌しべの有無を観察しました。
瀬戸内の降雨の少ない土地柄に観察される、ネズ・ウバメガシ・アカマツがありました。

観察植物名
アオキ アカマツ アセビ アベマキ アラカシ イヌガシ ウバメガシ ウラジロ オオイヌノフグリ オランダミミナグサ カクレミノ
キヅタ コウヤボウキ コカンスゲ コシダ コナラ コバノミツバツツジ ササ サザンカ サンゴジュ シロダモ タネツケバナ
タブノキ タンポポ ダンコウバイ テイカカズラ トベラ ナワシログミ ネザサ ネズ ネズミモチ ノキシノブ ハゼノキ ヒサカキ
ヒトツバ ヒメユズリハ ヒラドツツジ フェニックス ホトケノザ ホルトノキ マメヅタ モチツツジ ヤブニッケイ ヤブラン
ヤマコウバシ ヤマザクラ ヤマツツジ

写真

   
アオキ 170325 屋島 アセビ 170325 屋島
 
イヌガシ 170325 屋島 イヌガシ 葉 170325 屋島
 
ウバメガシ 170325 屋島 ダンコウバイ 170325 屋島
 
コウヤボウキ 170325 屋島 コウヤボウキ 170325 屋島
 
タンポポ 170325 屋島 ヒラドツツジ? 170325 屋島
 
ヒサカキ 170325 屋島 ヒサカキ 170325 屋島



 (北嶺頂上付近の岩石)
屋島の地質(上から順に新しい)

(頂上:歩道全域)
中期中新世-後期中新世の非アルカリ苦鉄質火山岩類
約1500万年前〜700万年前に噴火した安山岩・玄武岩類

(北嶺の中腹:行けない)
中期中新世-後期中新世の非アルカリ珪長質火山岩類
約1500万年前〜700万年前に噴火したデイサイト・流紋岩類

(屋島の裾野全域)
後期白亜紀の珪長質深成岩類
約1億年前〜6500万年前にマグマが地下の深いところで
冷えて固まった花崗岩質の深成岩
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