2017年度 第1回三原自然体験の会
2017年4月22日(土)
吾妻山(庄原市比和町森脇)
行き (7:30)三原市中央公民館発 → 道の駅たかの経由 (10:10)吾妻山ロッジ駐車場着
観察 : (10:15)観察開始 → (11:45)吾妻山頂上 → (12:40)大膳原 昼食
(13:30)引き返し → (13:50)吾妻山下山の道へ → (15:10)ロッジ着
ロッジ前にて年度始めの話し合い(2017年度の会の運営及び体制について)
帰り (15:40)吾妻山ロッジ駐車場発帰路 → たかの経由 (18:10)三原市中央公民館着
活動の概要
今回は吾妻山頂上に至り、引き続いて大膳原まで行ってみるという点がこれまでとの差異でした。
天候は申し分なし、メンバーの体力も大丈夫ということで決行しました。
始めて行けたというメンバーが大部分だったようです。
もう一つは、数日前に新聞報道された「ミズバショウが見ごろ」を実際に見るということです。
休暇村ロッジの裏にある池とひょうたん池で観察できました。
休暇村ロッジから観察を開始しました。
裏手の池にミズバショウがあり見頃の花でした。さっそくお目当ての観察ができました。
(写真)ミズバショウの観察
吾妻山への登山道へ入ります。
まだ気温が低く風があると寒いほどでした。
植物を観察するのには早いような状態でした。
(左)登山道から吾妻山を見る (右)登山道周辺はまだ芽吹いていない
木立の中に入っても目立った植物はありませんでした。
だだ、これまで遭遇できていなかったダイセンキスミレの一株に出会えました。
頂上へ到着。
頂上からの眺めを見て、まだ大膳原まで行くので下山します。
(左)吾妻山の頂上 (右)頂上付近からの下り道
大膳原への道の樹木に囲まれた谷では、すぐそばに残雪がありました。
大膳原に到着
(左)大膳原へ下る道の残雪 (右)大膳原から吾妻山頂上
避難小屋は開放されています。
避難小屋の外は広場となっています。
ここで昼食でした。
(左)大膳原の避難小屋内部 (右)避難小屋の外の広場
昼食後は、引き返して休暇村ロッジに向います。
帰りの道では、少し早いようですがこの時季らしい植物が花を咲かせていました。
(写真)引き返して吾妻山から休暇村ロッジに向う
最後は、ひょうたん池のミズバショウを観察して休暇村ロッジに帰着しました。
吾妻山ロッジに帰って、今年度の活動や体制を話し合いました。
後はバスで三原中央公民館へ向い、吾妻山での今年度最初の活動を終えました。
(写真)帰途、道の駅たかのに立ち寄りました
観察した植物 | |
ミズバショウの花が見ごろでした。 本来は無い植物ですが、移植したようです。 ダイセンキスミレは、これまで花を見る機会がありませんでしたが、今回初めて見ました。 それも、一株のみでよく出会えたと思っています。 この時期の花、エンレイソウ・ミヤマカタバミ・ネコノメソウ・キケマンを帰路に観察できました。 午後の日差しや、土地の湿り気がよい環境にあるものと思えます 観察植物名 アカモノ イチイ イヌツゲ イワガラミ ウバユリ ウリハダカエデ エゾユズリハ エンレイソウ カサスゲ カンスゲ キケマン クロモジ スミレサイシン タニウツギ ダイコンソウ ダイセンキスミレ ダイセンヤナギ ユキザサ チマキザサ ツノハシバミ ツルマサキ ナナカマド ネコノメソウ ハナヒリノキ ヒカゲノカズラ フキノトウ ブナ マルバフユイチゴ ミズナラ ミズバショウ ミヤマウズラ ミヤマカタバミ リョウブ リョウメンシダ |
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エンレイソウ 170422 吾妻山 | キケマン 170422 吾妻山 | ||
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スミレサイシン 170422 吾妻山 | ダイセンキスミレ 170422 吾妻山 | ||
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ダイセンヤナギ 170422 吾妻山 | ユキザサ 170422 吾妻山 | ||
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ネコノメソウ 170422 吾妻山 | ミズバショウ 170422 吾妻山 | ||
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ミヤマカタバミ 170422 吾妻山 | |||
吾妻山地質の説明 中期中新世-後期中新世のアルカリ苦鉄質火山岩類 約1500万年前〜700万年前に噴火した火山の岩石 (安山岩・玄武岩類) 頂上に近ずくほど、発泡した穴のある石があります。 赤や紫の帯びた岩石もありました。 |
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