BPCに入るまでは、ISO400のネガフィルムを常用にしていたが、例会がスライドプロジェクター中心なので、最近はポジフィルムを使っている。それも100を使うことが多くなった。シャッタースピードを125分の1程度にセットして、選手の動きを出すためである。おかげでまともな写真の写る確率が極めて低くなってしまった。フレームからはみ出したり、ぶれ過ぎてしまったり、トリミングなしで見せるのは厳しい。
スポーツ写真の面白さは、狙っても撮れない、狙わなければ撮れない所だろう。狙い通り写った時の喜びは、射撃の面白さに通じるのかと思う。 最近新聞社のスポーツ写真は、ほとんどデジタル一眼レフに変わってしまった。写真部が使っているようなキャノンのD−2000(標準価格198万円)はとても手が出ないが、この秋にD−30が35万8千円で発売される。これだと実売価格が30万円を切るので買えない価格ではない。今使っているEFレンズが全て使える点も魅力的だ。CCDがAPSフィルムサイズなので焦点距離が1.5倍程度になり、300ミリレンズが450ミリ相当になる。これなら1.4倍のエクステンダーを付ければ、630ミリのF4.0となる。でも、そうなるとその場ですぐに写りが分かってしまい、現像があがってくるまでのワクワク、ドキドキが無くなってしまう。悩ましいところではある。 |