千葉高等園芸株式会社 本文へジャンプ
コラム    

   
 
 そしてこの素朴な田舎の小世界で、詩人や哲学者の著書を読むときとまったく同じように、 永遠なものや、心にしみるものを感知します。    
 
  
                         ヘルマン・ヘッセ『庭仕事の愉しみ』より

   


2008年3月14日(金)
剪定枝
木でできた雑貨等が大好きです。
木の木目とか幹肌・色目、枝の質感・ライン感。
木によっても様々だけれど、どの木もイイ。
そのままの味を生かしたものもいいし、人が手を加えて磨いたり削ったり彫ったりしたものも素敵ですよね。

植木を剪定すると、その剪定枝(せんていし)ってすごい多いものです。
それが、ゴミになってしまうわけですよね。
…もったいないです。
なわけで、その廃材とも言えるべく木の枝・株収集を密かにはじめたわけです(笑)。

集めた枝は、基本リースをつくったりします。
すぐに折れてしまうような硬いものは、何本かを川の字に並べていって、ラフィア(ラフィアヤシの葉っぱを乾燥させたもの。よくギフト雑貨売り場で見掛けるのでは)とか麻ヒモなどで編んで、ちょっとした敷物をつくったり入れ物をつくったりします。

写真は、母がお気に入りの木工リスとクリの置物(買いました)を、私がつくった敷物(ケヤキの枝&ラフィア)にのせてみた図です。


          

2008年2月25日(月)
このごろ、日差しが暖かく感じられる日が多くなってきたような気がします。
…と思いきや、ブルッと震えるような寒さもまだありますよね、季節の変わり目は体調を崩すことが多いと思います、皆さんも十分気をつけて下さい。

そういえば。
私が去年から蒔いていた色々な植物の種の中に、いち早く芽を出した子がいます。
それを見つけた時には、思わず「わっ!!!」っと喜びの声を出してしまうくらい嬉しかったわけですが。
ちなみに、バラです。
もっと言ってしまえば、手入れ先であるお客様のバラの実をとって植えたものです(笑)

この双葉ちゃんにはこれから先トゲになる白い毛が、すでにビッチリと生えています。
こんなに小さい時からあるんだな〜と感心。

まだまだ寒い2月の下旬、一足先にほっこり温かくなった一場面でした。


          


2008年1月18日(金)
人間 vs エトセトラ
まったくもって寒いです。
皆さん、風邪はひいていませんか?
私の家族は、母からはじまり祖母、そして現在は祖父と父が風邪をひいています。
今年はのどからくるみたいですので、皆さんも要注意です。
うがい・手洗いは外から帰ってきたら行う、という習慣をつけた方がいいのでは。


さてさて、寒い季節はこれからですが、すでにこちらのことも考えることになるみたいですよ。
…そうです、花粉症ですね、今年は1月末頃には飛び始めるとか。
植木屋さんにも多いです、花粉症。
やはり植物の近くにいる機会が多いものですから。もう一種の職業病です。
…とは言え、ちなみに副管理人は花粉症ではありません(笑)
しかし、には弱い。
今時期になっても、チャドクガの死骸やらその毛で、すぐにかぶれます。
そんなひどくはなったことはありませんが、とにかくあればかぶれます。
…非常に痒いです、蚊に食われた跡みたいなものがボツボツできて、もうたまらなく痒くなるんです。
キンカンはこの時期も私にとっては必需品です(笑)

というわけで、虫に弱い方は年中、注意が必要です。
ツバキ類のまわりに行く時は注意して下さい。
チャドクガは、死骸や毛1本だけでもかぶれますからね。


2008年1月7日(月)
門松
挨拶が遅れてしまいましたが。
皆さん、新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。


さてさて、皆さんもどこかお参りにお出かけしましたか?
私も、元日に山梨のとある神社、そして昨日も香取神宮にお参りに行ってきました。

昨日はそのお参りの後に佐原の町を散策したのですが、いやいや、実に面白かったです。
町並みだけでも素敵なのですが、この時期の楽しみとしてもうひとつ。
門松』ですね、これが本当にセンスがあって見ていて飽きないんです、どこのお店のものも。
変わり門松、とでも言いましょうか、しかし、昔の人たちはきっとこうやってお正月飾りにもその家々の独特の趣向をこらして楽しんでいたのだと思います。

久々に心躍りましたね。
私も来年の門松、作る自分も見る人も楽しめるものを作りたいな、そう思いました。


          

2007年12月25日(火)
種植え
秋から今の時期の楽しみ。
それは、植物の種(実)集め。
小さい頃どんぐりを拾ったように、今になってから私もまた種集めを再開しました。

そのまま種として道端に落っこちているものもあるし、果肉に包まれているものもある。
果肉に包まれている場合は種を取り出さないといけないわけですが、果肉が硬いものは、ハサミで切ったりハンマー等で潰さないといけないわけで。

今まで木として見ているだけではわからなかったことが、種や果実採集をしているとわかってくるので、それがまた面白い。
花木や落葉樹だと、花が咲いている時期・葉が芽吹いている時期は何の植物だかわかるのに、冬になって葉っぱも落ちて…という状態になると「あれ、この子何の木かしら?」ってなることがある。
そんな時期に、種集めをすることでシーズンじゃない時も細かく木を見るようになるんですね。

皆さんも、道端に落っこちている種を植えてみてはいかがでしょうか?

ちなみに、写真はカリンの種を蒔いているところ。
土は、赤玉の細粒 : 川砂 = 7〜8 : 3〜2 の割合。


















2007年12月18日(火)
季節感溢れるリース
 庭にある植物を使って何かをつくる。
 これって、なんか素敵ですよね。

 樹を切って出た枝や実なども、捨ててしまえばゴミとして終わってしまいますが、それを使って何かを作れれば、季節感を感じることもできるし、ちょっと良い気分になれるのではないでしょうか。
何せ、材料費はタダなわけですし(笑)

 ということで、私(副管理人)も作ってみました。
 お客様のお庭で剪定したクロガネモチの実のついた枝と、家にあるコニファやワイヤープランツを、フジの枝であしらったリース(たぶん、昔、私の母がつくったのでは)に適当にちょいちょいと挿し込んでいく。挿しにくいところは、紙巻ワイヤー等で固定します。
 間に、一緒にミズゴケ等をはわしてあげると乾燥も防げて長持ちします。

 …まぁ5分くらいで完成です(笑)
 家にある木のカゴとか、そういうのにちょっと挿してあげるだけで、色鮮やかになるし、ちょっといいですよね?















2007年12月17日(月)
 師走の時期になりますと、お庭の手入れの仕事がほとんどです。
新年を気持ちよく迎えるためのお手伝いがが出来ることは、とても嬉しいことです。
ステキな年明けになりますよう、弊社も頑張ってお手入れしている次第です。

 さて、今日行ってきたお客様のヤマモモの樹に『ハトの巣』がありました。お客様から高さを1m詰めて欲しいとのことだったので、やむを得ず巣をとりはずしてから切ることに。その巣には卵が二つありました。
 切ってる最中、親ハトがヤマモモのまわりを飛んでいる姿に、胸を痛ませつつ、それでも剪定しなければならない。電線に引っかかってはいけませんからね。
 もちろん、切り終えてから巣はもとの場所に戻しましたが、剪定してスカスカに間引きされたあの樹ではカラスなどに狙われるのは必須。
 …親ハトはどうするのでしょうか?引越しをするのか、それとも諦めてしまうのか・・・。
 
 樹を放置しすぎると、枝も葉っぱも伸び放題です。
 そうすると、ハトの巣や、蜂の巣がつくられてしまいます。
 自身のエゴの問題だけではなくなってくる。
 そうならないためにもこまめに管理していくことが大切ですね。
 親ハトが悲しそうに鳴いている姿を目の当たりにしながら、そんなことを考えてしまいました。

2006年3月2日(木)
やっぱり土が一番
植物を育てる上で最も重要なものが土です。肉食動物は肉を好み、草食動物は草を好みます。硬い枕が好きな人もいれば、柔らかい枕が好きな人もいます。それと同じように植物もにも好みがあります。自ら移動することができない植物にとって、土の性質は、人間にとっての枕よりはもちろん、動物にとっての食べ物よりもはるかに重要なものかもしれません。土の種類、水はけの良さなどを考えることはは植物を育てる上で必要不可欠のことです。

2007年3月15日(木)
ブッチャートガーデン
先日、カナダに行き、西海岸のビクトリアという都市にある「ブッチャートガーデン」を見てきました。セメント工場などで財を成したブッチャートさんの夫人が主に手がけた庭で、その壮大たるや日本では例を見ないものでした。すももの木が花を咲かせ、悪天候にもかかわらず、素晴らしい見栄えでした。ブッチャートさんがかなりの日本通であったということもあり、庭のつくりは英国風と日本風の折衷のような部分随所に見られました。また、訪れたいと思うとともに、この感動を千葉高等園芸の庭造りに生かせる部分があるのではないかと考えています。 イメージ

2007年3月25日(日)
千葉高等園芸の庭の花たち
 千葉高等園芸のお庭の花達も元気に育っています。
 上の写真の白い花はクリスマスローズ。キンポウゲ科の植物です。クリスマスローズは二月初めくらいが見ごろですが、三月の下旬に入っても元気にきれいな花をつけています。クリスマスローズでお困りのことなどありましたら、弊社のガーデンコーディネーターがご相談ください。
 下の写真のつる性植物はクレマチス・アーマンディです。これもクリスマスローズと同じくキンポウゲ科の植物です。花をつけるのは四月から五月で、気温
マイナス5度くらいまでなら耐えられる寒さに強い植物です。これから見ごろの時期に入っていきます。
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