・后(きさき)兄弟・
お年頃ですから 15

アーロン
「ふ〜うん、
アンドロイドだったんだ…」

シュリオン
「うん、イブキっていうんだ。
……本当はダンゴムシにしたかっ
たんだけど」
アーロン
「ああ、それも良いかもね。
今からでも
ダンゴムシにかえたら?」
イブキ
「!!!!」
シュリオン
「いや、本人がイブキが良いって
言うからさぁ」
アーロン
「…ふうん」
(甘いね)

マキシム
「でもすごいなぁ…、
アンドロイドなんて
初めて見た…」

アーロン
「…で、
マキシムはなんで居るの?」

シュリオン
「あれ?そういえばなんで?」
マキシム
「………昨日シュリオンが電話で
珍しいものを買ってもらったから
見に来いって言ったんだろ…」
シュリオン
「あ、そうだっけ。ごめんね?」

シュリオン
「ところでマキシム、
なんか雰囲気かわった?」
イメチェン?
マキシム
「? そうか?」

アーロン
(………その髪、ヅラ?)
前はカッパみたいだったのに…。

マキシム
「それより、
アンドロイドって具体的に
どんな事ができるんだ?」

シュリオン
「ん〜とね、…すごく不味くて
体に悪い料理を作ったり、
宿題を応援してくれたり……」
アーロン
(なにそれ…)
マキシム
「……え、ほ、他には…?」
シュリオン
「あ、そうそう。
アンドロイド
って、僕達と同じように
ご飯を食べるんだっ」
すごいよね〜*
アーロン
「………それって、穀潰しって
言わない?」
ダメじゃん。

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